今回はとてもお得感満載な【シルバーキャット】という切り花を紹介します。
シルバーキャットは時期になると花屋の店頭にはよく並ぶのですが、あまり進んで買おうとは思わないかもしれません。脇役的な感じで、何かに合わせる事が多いです。
やっぱり、なんか【草】っぽい雰囲気というか、その辺に生えてそうな雰囲気ですからね。
しかしそれはとても勿体ない事。この花は、とても使い勝手が良くて、かわいいんです。
なかなか陽の目を見ない花だと思いますので、少しでも多くの人に良さが分かってもらえるように紹介してみようと思います♪
もっと興味を持って欲しい、人気になって欲しい花の1つです♪
シルバーキャットの魅力とは?
シルバーキャットの魅力として真っ先に思い浮かぶ事。それは、ドライフラワーにも押し花にもなる事。押し花は最近やってみて知りました。
↑これは押し花です。そのまま薄くなりました(笑)
↑この二枚はドライフラワー(逆さに吊るす自然乾燥)です。葉っぱ取った方が良いかも。
シルバーが非常に綺麗ですね。
そしてもう一つの魅力。それは、サイズの割に安い!?
店によりますが、1本が150円から250円くらいだと思います。長いものが多いので、枝を小分けにすれば相当な量が取れそうです♪130円位の時もあります。
ドライにしたシルバーキャットの小枝を数本、外してみました。こうやってみるとラベンダーの白って言われてもわからないかもしれませんね。このくらいの枝が20以上付いている事も。多いと40くらいかな?
ちなみに、先端に行くにつれて脇枝は短くなります。
このように、大変お得になっております。手作りの作品の素材としてもいかがですか?
シルバーキャットとは?
そもそもシルバーキャットとはどんな花かと言いますと、【ヒユ科】というカテゴリーに分類されています。
その中でもアエルバ属という所に分類されます。なんか出会いの場みたいで良い響きっすね。
同じヒユ科の仲間では【鶏頭】や【千日紅】が有名ですが、これらもドライフラワーにしやすいという点で、どことなく 性質が似ている感じです。
特に、鶏頭の仲間の【アマランサス】
シルバーキャットを思いっきり太くして長くした様な感じですね。
シルバーキャットの原産地
シルバーキャットの原産地はラグビーの強豪国、南アフリカです。ラグビーの人気と共に注目を浴びて欲しいですね。海外で産まれた花という事です。
南アフリカと言えば国花がキングプロテアという非常に力強い花だったりします。他にもワイルドな花が非常にたくさん育っています。
そんな中にこんな可愛い花があるんですね。見たことのない大地からの贈り物ですね。今は日本でも栽培されて出荷されています。
シルバーキャットの出回り時期
シルバーキャットは、主に10月と11月に出回ります。年明けにも3月頃までは見かけると思いますので、春の花と合わせても良いですよ。
自然乾燥するので、冬はリースにも使えますからね。多用途に使える便利な花ですね。
まあ、通年手に入るわけではありませんが、12月頃から手に入れやすい春の花よりは、若干長いですね。
シルバーキャットの残念な所
ここまで良い事尽くしのシルバーキャットですが、唯一残念な事があります。
それは、【水を下げやすい】。要するに、水を切らしてクタクタになりやすいという事です。
でも大丈夫。
もう一度水の中で茎を切ってやる【水切り】という処置を施してやれば、程なくして元に戻ります。
そもそもの花の持ちはそんなに、悪くないですから。暖房が苦手です。
まあ、環境とか様々な要因があるので、平気な事も多いのですが、私は仕事で数日間どこかに花を飾る様な時はあまり使いません。
結婚式とかなら大丈夫ですし、花束とかも普通に使えますけどね。
シルバーキャットの花言葉
シルバーキャットには【持続】【継続】といった花言葉があります。水を下げやすい花ですが、継続して水切りをして、元気な状態を持続させてください(笑)
何かを頑張る人へのプレゼントに。また、リースにして自分の意志を表明しても良いですね。なかなか良い響きです。
シルバーキャットのドライフラワーの作り方
逆さに吊るす。これでオッケー。特に難しい事はありません。水を下げやすいので、比較的短時間でドライフラワーになります。
今回の画像も1週間くらいですね。堅くなるので、曲げたりしたい人は柔らかいうちに曲げてからドライフラワーにすると良いですよ。
おわりに
モフモフとした質感のかわいい小花、シルバーキャット。クリスマスに向けて、ぜひ手にとってみてください。春は優しい色でパステルカラーと合わせても良いですよ。
シルバーって案外大人っぽい色とも合いますし。
花屋で見かけたらぜひ連れて帰ってあげてください♪
読んでいただきありがとうございます♪
フローリストのいろはでした♪