キングプロテアのドライフラワー
フローリストのいろはです!今回はちょっとレアな一品を紹介します。その名も【キングプロテア】です。花の名前の中に【キング】という文字が入っているだけあって、存在感抜群の、まさに王様の様な雰囲気の花です。
キングプロテアについて
キングプロテアは、プロテアという花の中の一種です。見た目からわかる通り、南国育ちの強い花です。
プロテアという花は80種類以上あると言われており、その中で【キング】という名前を授かっているこの花は、南の花の王国である【南アフリカ共和国】の【国花】として愛されています。
南アフリカにはその独特の気候と恵まれた環境により、そこでしか育たないような希少な植物もたくさん自生しています。その中でもプロテアは【花の王様】と称されています。
つまり、花の王様の中のキング。なんか凄いですよねー。神々しい雰囲気すら感じさせる、堂々とした花ですね。実際にそういった感想を聞いた事もありますからね。神々しいねって、おじいちゃんが言ってました。
これ、結構な重さがあるんですよね。ちょっと最初はビックリするくらい。何から何までキング仕様となっております。
横顔もかっこいいですね!竜の鱗みたいで、神秘的です。
キングプロテアのお値段
キングプロテアを語るうえで、そのお値段もキング級であることを忘れてはなりません。若干の変動はあるものの、ほとんどが一本2000円から3000円くらいはします。松茸と良い勝負ですね。
その高価さ故に、なかなか気軽に花屋で買える花では無いかもしれません。また、そんなに沢山は取り扱っていないかもしれません。私も注文があって、金額に納得して頂かないと仕入れません。
キングプロテアをドライにしてみた
という事で、今回はそんな貴重なキングプロテアをドライフラワーにしてみた姿をお見せします。それがこちら!!
なんか、すんごい哀愁・・・。散々【キング】と連呼した後だったので、余計にそう感じちゃいますね。
亡国の王といった感じでしょうか。一回り小さくなってしまった感じですね。ちなみに正面はこちら・・・
いや、やっぱりドライになってもキングですね!先程の言葉は撤回します!御隠居様といった感じで、渋いっすな~。って感じです。
プロテアのドライフラワーの作り方
今回はいつも通り逆さに吊るす【スワッグ】でドライにしようと試みましたが、重すぎて吊るしておくのは危険との判断から、自然に任せてそのまま立てて放置しておきました。実はもう一本作っていましたが、花の重さで茎の根本が折れてしまいました。
不安な方は牛乳瓶などを用意して、茎をその瓶より短く切ります。そして、瓶の淵に花が座るようにしてやると、茎が折れずに安定した状態でドライにする事が出来ます。
おわりに
プロテアを始めとする南国の花は【ワイルドフラワー】と呼ばれたりします。よく花屋にあるものとしては【ピンクッション】や【バンクシア】などがあります。どれもその名に恥じぬワイルドでかっこいい花達です。
また、比較的ドライフラワーにしやすい花が多いので、かっこいいドライフラワーを作りたい時は 花屋で【ワイルドフラワー】を探してみましょう。
という事で、今回は花の王様の紹介でした。読んで頂きありがとうございます♪
いろはでした♪