鈴蘭(スズラン)について
鈴蘭はとてもかわいい雰囲気の小花です。香りも良いので、プレゼントとして贈るのはもちろん、御自宅用に飾る方も多い花です。
また、結婚式の花嫁さんが持つブーケとしても人気があります。聖母マリアの涙にも例えられる事がある事から、特別な親しみを持たれている方も多い花です。
今回はそんな鈴蘭の紹介ですが、実はドライフラワーにしてもとても素敵に飾れますので、その作り方も併せて紹介します♪
鈴蘭の出回り時期
まずは、花屋に入荷してくる鈴蘭の中でも、鉢ではなく、切り花としての鈴蘭の紹介です。
鈴蘭は、比較的出回る時期が短い花なので、まずはその出回り時期の紹介です。
せっかく気になっても、入手出来ないと悲しいですからね。
鈴蘭は、日本では2月頃から少しずつ入手出来る様になります。
基本的に暑さが苦手なので、4月の終わり頃までが品質が安定しているイメージですね。春の花って感じです。気温次第で5月も手に入る事があります。
チューリップや桜と同じで、季節の花は身の周りで咲く頃にはあまり流通しない事が多いです。満開で仕入れると、散るまでの期間が短いですからね。
鈴蘭の毒性について
鈴蘭には毒があります。これは、専門では無いので詳しい事は省きますが、毒がある事は事実です。
と言っても、口から摂取しない限りは大丈夫と言われています。私も仕事で扱いますが、この時期は花粉症の方が心配です。
モリモリと野菜の様に食べたり、鈴蘭を飾っていた花瓶の水をグビグビと飲まなければ大丈夫そうです。※少量もダメですよ。
花全体と、特に根っこに多いとか。
とはいえ。やはり心配なので手洗いをしています。浸けた水も、食べ物や変な所に付着しない様にしています。おにぎりやクッキーを片手に作業はご遠慮くださいね。
それ以外は普通に扱います。ペットやお子様には気を付けたいですね。もちろん、御自身も。繰り返しますが、口から摂取はNGですよ。
根付きの鈴蘭
根っこに毒が多いとか言いつつ、こんな感じで入荷。
切り花の鈴蘭は、写真の様に根付きで入荷する事もあります。この方が若干、花の持ちが良いと言われています。このままでも飾れます。
もちろん、ブーケとかにする時は切ります。花嫁さんの手元から根っこ出てたら、なんかダサいもんね。普通に切って、花瓶に入れても良いですよ。
鈴蘭の価格
鈴蘭は、2月から3月くらいは1本が300円位する事も多いです。ボリュームに対して、ちょっと高いです。4月頃は安く出る事も多いイメージです。150円とか180円とか。
かなり出荷量で金額が変わります。花の価格はそういうのが多いんですよね。しかし、涼しい方が持ちが良いので悩ましいですね。
鈴蘭の日とは何ぞや?
鈴蘭は、フランスでは5月1日が鈴蘭の日とされていて、人から人へ、幸福が訪れる事を願ってプレゼントされるという風習があります。
鈴蘭を貰うと幸福が訪れるとされている事から生まれたイベントです。ミュゲの日とも呼ぶそうですね。
海外では、日本より多くの花のイベントが行われています。ただ眺めるだけではなく、人から人へ。母の日以外にも、もっとたくさん流行ると良いですね♪
鈴蘭のドライフラワーの作り方
今回は鈴蘭をシリカゲルでドライフラワーにしました。シリカゲルは小粒というか、ほぼ粉末状の物を使っています。ドライフラワー用としても売っています。
必要なのは、シリカゲルと鈴蘭1本と密閉出来る容器です。蓋が無ければ、ラップとかで良いです。キッチンで使う方のラップですよ♪
こんな感じの万歳をした鈴蘭を細い瓶に入れました。写真ではわかりにくいですが、花と葉っぱは別にしてあります。
丁度良い大きさの葉っぱと花を一緒にして入れました。葉っぱが大き過ぎるなら、切ってくださいね。
ここに少しずつシリカゲルを注いでいきます。
ちょっと葉っぱが出たので軽く揺らしたりして
こんな感じて、蓋にラップを掛けて、輪ゴムで留めました。あれから2週間。
いざ、開封します!少しずつ、焦らず出しましょう。
良い感じですね。
まずは花。閉じずに、そのままですね。
葉っぱも綺麗です。ちょっと濃くなりましたね。
あとは、シリカゲルを筆とかで優しく落として。足下がバラバラだったので、糊で留めてみました。
当初の様な葉っぱを広げて万歳をした様な姿は無理でしたが、とても綺麗に仕上げる事が出来ました♪
写真で見ると、生花とあまり違いがわからないかもしれませんね。質感は紙のようにペラペラで、茎は硬く細いです。
花は、あまり触らない方が良さそうです。かなり繊細な感じ。
沢山作ればブーケも出来そうですが、とりあえず元の花瓶に戻して飾ります!
とってもいい感じですね!蓋が有ればハーバリウムなんかも良さそうです!
クルっと回してみてもかわいいですね。これなら、毒性の心配も無用です。
ちなみに、ビフォー&アフター
瓶に詰めたら生花とドライの違いが余計にわからないですね。
ちなみに、逆さに吊るしても作れますが、とても小さくショボンとした感じになったので、私としてはシリカゲルを使う方をお勧めします。
鈴蘭の花言葉は結婚式にもぴったり。
鈴蘭と検索すると、ウエディングブーケの画像が沢山出て来ます。これは鈴蘭がかわいいだけじゃなくて、鈴蘭の花言葉はとてもウエディングにぴったりな事も関係しています。
鈴蘭の花言葉は、
【再び幸せが訪れる】
【純粋、純潔、謙遜】となっています。まさにウエディングブーケにぴったり。
しかし、【再びさ幸せが訪れる】との事。ちょっと意味深。これは、2回目の結婚式でもバッチリだせ!?
っていう意味かと思う方もおられるかもしれませんが、これは【再び春が訪れる事の喜び】を表しています。
この花言葉を贈るなら、結婚式を終えて月日を過ごし、何かの機会に再び今度は花屋で買った鈴蘭をプレゼント。これが正しい使い方ですよ。ぜひ、春の喜びと共に日頃の気持ちを込めて贈りたいですね♪
おわりに
鈴蘭は茎が短いので、あまり大きな花と合わせたり長い茎のものと合わせるよりは、ザックリと単体で飾る方が、その存在を活かせると思います。
ちょっと花の持ちが短いのと、あまり花屋で常時扱う花では無いので、なかなか頻繁に見かける事は少ないですが、これからの季節はちょくちょく見かける事もあります。
玄関に飾れば扉を開けてすぐに鈴蘭の香りがお出迎え。トイレに飾れば芳香剤の変わりにも良いですよ。
見た目と香りと、両方楽しんで欲しいと思います♪
読んで頂きありがとうございました♪