とっても簡単&綺麗!シリカゲルを使ってドライフラワー作り!
フローリスト のいろはです!今回はシリカゲルを使ったドライフラワーの作り方を紹介します。っていうか、ドライフラワーをシリカゲルに埋めるだけですが・・・。
なぜそんなことをするかと言いますと、ちょっとしたメリットとがあるんですよねー。
なぜシリカゲルを使うのか
このブログで紹介してきたドライフラワーは、基本的に逆さにして吊るすだけで簡単に出来るものばかりでした。
しかし、それだけでは綺麗にドライにすることが難しい花もあります。そんな時は、このシリカゲルを使った作り方で綺麗に仕上げる事が出来ます。
これが一番のメリットです。
もちろん、世の中の全ての花に応用が効くわけでは有りませんが、バラやカーネーション、一部の蘭類などにも有効ですし、他にも沢山の花に使えます。
このブログでも色々実験しています。残念ながら上手くいかない花も有るので、1つの指標にでもなれば嬉しいです。やってみるしかないですね。
吊るすよりも色も綺麗に残り易いので、大変お勧めな方法です。
また、花にもよりますが、1週間くらいで完成するので、逆さに吊るすよりも早く出来上がります。
もう一つ、吊るさなくて良いというのもメリットです。容器を重ねて置いておけば良いので、置き場所も困りません。
って感じです。では、やってみますね。
用意するもの
まずは必要なものから。
・シリカゲル
必ずこんな感じの小粒タイプを選んでください。粉末のような感じの物が必須です。ホームセンターとかにも売ってます。
・密閉容器
タッパーでも何でも良いので、蓋が出来て密閉できるものにしましょう。
高さがある程度必要です。花のサイズより大きくないといけませんが、大き過ぎると、シリカゲルが無駄に大量に必要になってしまいます。
・切り花
容器に入る大きさで。今回はこんなバラを使いました。
以上です。シリカゲルは加熱すれば繰り返し使えるので、コスパ抜群です。
手順①
切り花を短めにカットして、シリカゲルの入った容器に入れます。
用途によりますが、後からでも切れるので、少し茎を残します。
手順②
シリカゲルを満遍なく振りかけて、花を完全に埋めてしまいます。
シリカゲルと花との間に隙間が無いように、軽くトントンしながら、花びらの隙間にも入るようにしっかりと埋めます。
そして、容器の中に隙間が無くなるまで入れたら蓋をします。画像は途中です。上の隙間も埋めます。
手順③
一週間くらい、待ちます。
手順④
優しく取り出します。
これで完成です!
注意点を3つ
①逆さに吊るす作り方と同様に、非常に繊細です。優しく扱いましょう。硬化剤を吹き付けると安心です。
②茎が短いので作品次第ではワイヤリングが必要です。生花の段階で茎にワイヤーを下から挿しておけば、茎も補強されていて扱い易いです。
③湿度に注意しましょう。これは全てのドライフラワーに言える事ですが、特にシリカゲルを使わないとドライにならない花は、通常のドライフラワーより繊細な事が多いです。
シリカゲルで作った場合と逆さに吊るして作った場合の比較画像
せっかくなのでそれぞれの作り方での完成後の姿を比較してみました。
今回使用するのはバラです。
その中でも、先程も取り上げた、謎のバラを使って検証してみましょう!!
asunaro-flowers.hatenablog.com
※もちろん、花によっては大差なく仕上がるものもあります。
※仕上がりは好みによるので、どちらが間違った方法という訳ではありません。
生花の状態
相変わらず謎の咲き方ですね。
逆さに吊るした場合
これはこれで、好きな人もいるかもしれませんが、原形を留めてないかな・・・。
シリカゲルで作った場合
かなり原形に近いですね。色も、きれいに残ってます。
おわりに
一週間で出来て、色も綺麗に残るとても便利な方法です。難点は茎が無いという事と、シリカゲルが散らばってしまい易い事だと思います。
電子レンジで温めると更に早く出来るらしいので、気になる方はやってみてはいかがでしょう。
時間と共に色褪せや退色が進むのはどちらの方法でも同じです。宿命でしょうか。変化を楽しむ気持ちで大事にしてください♪
asunaro-flowers.hatenablog.com