ワックスフラワーについて
今回紹介するのはワックスフラワーっていう花です。花の名前の中に【フラワー】って入るものは、高確率で別のモノから名前を持ってきていることが多いですね。
例えば【ライスフラワー】【フランネルフラワー】【コットンフラワー】
こんな感じで、見た目から単純に名付けられた花も沢山あって面白いです。
このワックスフラワーも、同じく見た目からその名前が付いていて、蝋の様な質感、艶っとした感じから来ていると聞いています。
正直、あまりピンと来ません(笑)
どっちかって言うと、日本の梅の様な咲き方ですね。
ワックスフラワーの香り
香りも独特で、スッキリとしていますが。よくレモンの様な香りと例えられます。花では無く、葉っぱから香るものですけどね。どこか懐かしいような、不思議な香りです。
飾っていると、お部屋が良い香りに包まれます♪
出回り時期
ほぼ周年と記載してあるのをよく見かけますが、8月の終わり頃から冬にかけてよく見掛けます。12月のはじめ頃までと言った感じでしょうか。それ以外も手に入る事もあるかもしれませんが、流通量は少ないと思います。
色のバリエーション
おもにピンク系と白が流通しています。濃いピンクや薄いピンクがあります。白は、そのまま白だけですね。
見ての通り、小輪の花なので、とてもかわいい雰囲気づくりが出来ます。やっぱり梅に似てますよね・・・。
お値段
大体1本が200円から350円くらいでしょうか。スプレータイプの花で、一本から複数に枝分かれしているので、値段に対してのボリューム感は良い感じです。
白は、ちょっと高い時もあります。全般的に、ボリュームや時期によって変わります。最盛期の9月~10月頃は比較的お求めやすいと思います。
水揚げと注意点
この花は【水切り】が必要です。何かに水を張って、その中で茎を切りましょう。そのあと、素早く花瓶か何かに活けましょう。
asunaro-flowers.hatenablog.com
また、せっかくの良い香りの葉っぱですが、細かい葉っぱがたくさん付いているのと、時間が経つと落ちやすいです。ある日、花瓶から出したらバラバラって落ちる事があります。
ワイルドフラワーとしてのワックスフラワー
実は、ワイルドフラワーという扱いになっていたりします。オーストラリアの方でも栽培されていたりするんですよね。確かに、茎とかワイルドな感じですもんね。
案外、かわいい可憐な花の印象とは裏腹に、ワイルドな花達とも上手く付き合ってくれたりします。非常に立ち回りがよろしい花です。そういう人もいますよね(笑)
ワックスフラワーのドライフラワーの作り方
今回は逆さに吊るす方法と、シリカゲルに埋める方法の比較をしてみました。結局は好みですが、逆さに吊るす場合もシリカゲルを使う場合も、硬化剤を吹き付けた方が良いと思います。
尋常じゃない繊細さを持っています・・・。
逆さに吊るしてドライにする方法
特に何も考えず、足元を紐で結んで逆さに吊るしておきました。
気温は15度前後、湿度は60~70%といったところです。換気扇とドアの開け閉めで、空気を循環させてます。
では、逆さに吊るして約半月。こちら。
うーん・・・。
ナチュラル、と言えばそうなんでしょう。そんな事より、青くなったことの方が気になりますよね。花の形も崩れていますね。しかし、これはこれで。好みですね。
シリカゲルに埋めてドライにする方法
続いて、シリカゲルに入れてみます。
こちらも、特に難しい事はせずに そのまま埋めて密閉しました。
こんな感じの、元気なワックスフラワーの一部を切り取ってみます。
ちょっと窮屈ですが、我慢してもらいましょう!!シリカゲルが結構ピンク色になっていて不安ですが、きっと大丈夫!?(お勧めはしません)
この出てくる瞬間が好きなんですよね。ガシャポンを回す時の様な、妙なワクワク感が堪りません。
出ました!うん、やっぱり青い!!
いかがでしょう。ちょっとまだシリカゲルが残っちゃってましたね。花の形もきれいに残っていて、良い感じです。個人的にはこっちの方が好きですが、いかがでしょうか??
詳しい方法はこちら
asunaro-flowers.hatenablog.com
おわりに
ちょっとタイミング的に紹介するのが遅くなった感のある花ですが、良かったら、ぜひ来年の秋ごろからやってみて欲しいと思います。
香りも大変良いので、数日は生花として楽しんだのち、ドライにしてもらえたら嬉しく思います。
いろはでした♪