変なバラに出会った
フローリストのいろはです!先日、見たことない斬新なバラが入荷したんですよ。といっても、バラのMIXを注文した際に、たまたま その中に混ざっていただけなので、名前がわからないのですが・・・。
バラは、今まで数えきれない品種を仕入れてきて、品種名だけで100以上は容易に頭に浮かんできますが これは初めまして、と言った感じです。また再会できるかも不明ですが。何が、どう変わっているのかって話ですが、百聞は一見に如かず、
まずはご覧あれ
一瞬、何かの異常による奇形かな?って思いましたが、案外花びらもしっかりしていて、特に不具合なさそうでした。葉っぱもしっかりしていて、丸い蕾も可愛らしく付いていますね。
花の重さのせいでしょう。茎がグニャーンと曲がっていますね。それは、花びらが沢山詰まっている証拠でしょう。
何だこの花びらは
それにしても、この花びら。規則的にカットしてあるような感じですね。多分この不思議な感じは、そういった幾何学的な形?によるものと思われます。色もグラデーションしてて、独特な存在感です。
1枚、『ごめんなさい』を してみる
気になって仕方ないので、たまらず花びらを一枚、失敬させて頂きます。
・・・はい。
そうですよね。やっぱりそうですよね。これが幾重にも重なって一輪の花として出来ているわけですね。両方の意味でパズルのピースみたいですね。今度注文してみようかな。『パズルみたいな花びらのカップ咲きのスプレーバラ』でいけるかな??
花びらの先端が波打っているんですが、もっと細かく波打って、フリルの様になったバラは見る事もありますが・・・。
MIXで注文したので単品の価格はわかりませんが、注文したら高そうな感じですね。いわゆる【スプレーバラ】と呼ばれる、一本の茎から花が多数付いているタイプです。一輪あたりのサイズも大きいですし、どれもきれいに咲いてくれそうです。
何より、丸いタイプのバラはお値段が高い事が多いです。
ちなみに
こんな感じのバラも有りますよ。って事で、せっかくなんでフリル咲きのバラを。
フリル系
これは左2本が【ブラッドオレンジ】ですね。で、右の1本が【カルピディーム】です。先端がフリルになっています。花びらが固くて肉厚な感じですね。ブラッドオレンジは色が気温や咲き加減で色がピンクよりになったりと、変わりますので、仕入の際は確認しています。
よく似た二品種ですが、カルピディームの枝変わりがブラッドオレンジです。【ブラッドピンク】という品種も有りますが、これも色が気温によって変わります。
真ん中の辺りの微妙なピンクとオレンジと赤を足したようなバラです。他にも沢山ありますが、今回の様なバラは初めてですね。
何度見ても不思議です。とりあえず、様子を見るとします。
まとめ
さっぱりわかりませんでした。市場に聞いても『そんなの入ってた?』って聞かれました。今度写真をもって聞いてみます。
いろはでした♪
正体発覚!!
あれから数か月、ついに名前がわかりました!
この花の名前は【シーアネモネ】というそうです。
日本語に訳すと、【イソギンチャク】
花の名前が海の生物の名前になったようです!うん。そのままですね!
しかも、結構プレミアムな価格のようです。見かけたら、ぜひ手に取ってみてください♪
ちなみに、よくわからずに、ドライフラワーにもしちゃいました・・・。