今回紹介するのは利休草という葉物のドライフラワーです。花業界では葉物全般を【グリーン】って呼んだりします。なのでドライフラワーと呼んでいいのか微妙なところではありますが、気にせずに紹介したいと思います!
利休草について
写真の通り、ツル状の葉っぱとなっています。葉っぱには様々な形状がありますが、ツル状の葉っぱとして有名なところで行くと【アイビー】などが挙げられます。先端に掛けて葉が小さくなっていったり、細くなっていったりすることが特徴です。
その中でもこの利休草は大変人気があって、どんな用途でも使える万能選手と呼ぶにふさわしい存在です。
茎も先端の方は柔らかいですが、それ以外は結構しっかりしっているのと、それでいて細いので、フラワーアレンジメントやブーケを作る際には花を挿すスポンジに挿しやすいです。太いとスポンジの中で茎同士が干渉するんですよね。
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細かく切って使っても良いですし、長く使って動きを出しても良いですね。さすがに利休草のみというのは見たことないですが。
葉の色は優しいグリーンです。フレッシュな感じですね。アイビーは様々な品種が存在しますが、利休草は特にありません。ただ、実は生産地や季節によって長さや先端があまり曲がっていないもの等、色々有ったりします。
利休草の入手時期
冬以外は容易に入手できます。12月~3月頃はほとんど入手できません。また、3月頃は『新芽の時期』で、柔らかいです。結構傷むのが早かったり、まだ短かったりします。あまりお勧めは出来ません。
利休草の相場
年中安定した価格で出回る事が多いです。一本が150円位から300円位でしょうか。アイビーよりはやや高めの価格となっていますね。細かく切って使えるので、価格に見合った活躍をしてくれます。
人気の秘密?
利休草は花の引き立て役に最適だと思います。というより、いわゆる生花っぽいフレッシュな色味と抜群に相性が良いと思います、もちろんくすんだ色にも合いますが、フレッシュな色の中に混ぜると、より協調されると思います。
あまりお客さんが買ってみようと思う葉っぱでは無いかもしれませんが、もし何か花を買ってみようと思ったときは、ぜひ一本でも一緒に飾ってみて欲しいです。
という感じで、私の見解では【花屋さんに人気の葉っぱ】です。まあ、単品で見て『素敵!』って思う方はなかなかいないでしょうね。
利休草をドライにしてみた
そんな利休草をドライにしてみました。いつも通りスワッグ(逆さに吊るす)でやってみました。実は今まで考えたこともなかった事なので初挑戦です!気合の逸品がこちら!
ちょっとまだ早いかもしれません。まだ完全では無いかな?ややグリーンが残ってます。これでも二週間は吊るしましたが、案外と水気が多いんでしょうね。
途中経過はこんな感じです。
これって失敗でしょうか?なんだろう。思った通りだけど。枯れた感じ。思いつく用途としては秋冬のスワッグや、木の素材に合わせてアジのある感じでしょうか。散々フレッシュという言葉を発してきた後の姿にやや困惑しています。
ただ、意外なほど散らないのと、茎が結構しっかりしていて頼もしいです。単品で飾ったら危険な感じですね。ズボラな性格と思われそうです。
良い事と言えば、先端の動きがそのままドライになった事でしょう。なかなかこんな形状は少ないと思います。いっそのことスプレーで色付けしてクリスマスのディスプレイにでも活かそうと思います。
おわりに
ドライにすると同じような色味になるものは沢山あります。スモークツリーとかバラなんかも、長い年月を経ると、最終的にはこうなります。そういった花でまとめるといいかもしれません。
これを失敗とみるか成功とみるかの判断は任せます。ただ、最近の若い人の感性に合わせると成功かもしれません。何か作品にしたらまた記事にしようと思います。
いろはでした♪