ミモザアカシアについて
今回紹介するのはミモザアカシアという花です。銀色の美しい葉に、黄色くて丸い花をたくさん付けた、春に人気な花の1つです。とてもかわいいですね♪
この【ミモザアカシア】という名前は、植物学的に正式な名前では無いのですが、多くの人がその名称で認識しているので、細かい事は置いておきましょう。
国内の花屋であれば、ほとんどミモザと言えばこの花の事を表します。
しかし、【アカシア】という名称ではなかなか通じない事もあります。【パールアカシア】など、近い名前のものがあるので略すならアカシアではなくミモザです。
ミモザの手入れ
ミモザアカシアは、非常に水を切らしやすい花です。水を切らすと、すぐに花が固くなってしまいます。
そのため、しっかりと水切りで水揚げをしてやる必要があります。
asunaro-flowers.hatenablog.com
半面、ドライになりやすいという事も言えると思います。
また、葉っぱがたくさん付いていてかわいいのですが、乾燥が進むとバラバラっと一気に落ちる事があります。私は長期間飾る場合は、初めから落します。
春の枝物とし流通
花屋では主に枝物として流通しています。その為、比較的サイズの大きい枝が店頭に並んでいると思います。
大きめのディスプレイとかでも使いますからね。
少量欲しい場合でも大きな枝を買う必要がありますが、価格がそんなに高くないので、店員さんに細かく切って持って帰りたいと言えば短く切り分けてくれると思います。
あれですよ、スーパーとかで鮮魚の大きめの魚を捌いてもらうような感じです。
ミモザの出回り時期
春の花、枝物と言ってきましたが、この記事の写真は1月の半ばに仕入れたミモザの写真です。市場からは輸入ものって言われたのですが、いたって普通のミモザでした。
最盛期は2月から3月といったところですが、春先まで比較的長い期間入手できます。
ミモザの日
今回一番伝えたかった事です♪
イタリアでは3月8日を【ミモザの日】と決めていて、女性にミモザを贈る風習があるそうです。何かの日に花を贈るという文化は、母の日のカーネーション以外あまり日本人には浸透してないですよね。
世界中には特別な時に花を贈るという文化がたくさんあって、何か日本にも浸透しないかなーって思う今日この頃です。
花を贈るって聞くと、なんだかイタリアの男性っぽい、シャレた演出に聞こえますか?
しかし、決してただのカッコつけではなく、3月8日は国連が決めた国際女性DAYです。社会の中で女性が平等に生きて行けるように、もっと自由に政治などにも参加できるように、活躍できるように。との思いが込められた日です。
そして、その日に女性に日頃の感謝の気持ちを伝える日が【ミモザの日】となっています。
決して女性にミモザの花を贈る事に意味があるのでは無く、こんな文化が生まれた背景にある様々な考え方や歴史も、きちんと知ったうえで花を贈りたいですね。
ミモザのアレルギーについて
そんな素敵なミモザの花ですが、じつは私はかなり重度のミモザアレルギーです(笑)と言っても、花粉症と同じ症状ですが。
スギなどの花粉症もひどいので、慣れてはいますが、結構・・・花屋として恥ずかしい(笑) 花屋で花粉症ですか?とよく言われます。
他にもマトリカリア、女郎花(オミナエシ)といった、黄色系の花は苦手だったりします。
庭木としても人気があるミモザですが、周りにアレルギーの方がいないか、きちんと確認すると良いと思います。
ミモザのドライフラワー
そんなミモザをドライにした姿がこちらになります。
今回は逆さに吊るして作りました。一応1週間経ってますが、2日目からこんな感じでした(笑)とてもかわいい感じですよね。
ミモザのドライフラワーってすごく人気があるんですよね。そして、バラなんかと違って、入手できる期間が決まった花です。
スモークツリーなんかもそうですね。
asunaro-flowers.hatenablog.com
これらの花は、欲しい時にどうしても手に入らなくて、ドライフラワーの業者も持っていないという事がよくあります。
手に入らない時期の需要はとても多いです。
オークションやフリーマーケットなんかでも大変人気があるので、多く出回るこれからの時期、沢山貯めておくと良いことがあるかもしれません。
花粉症の人は無理ですけどね(笑)
おわりに
3月までもうすぐなので、こんな記事にしてみました。ドライフラワーを作っておいて、ハーバリウムにすれば花粉症の女性にも贈れそうですね。
これはいいアイデアですよ。早速マスクを着けて作ってみましょう♪
いろはでした♪