はなめも。~花屋のメモ帳~

現役フローリストが語る花と花屋のあれこれ。初心者向けにわかりやすく書いてます。花生活を始めませんか。

もっと簡単に、もっと良い感じに、もっとオシャレに。そんな花の飾り方

ちょっと変わった花の飾り方

花瓶に花を飾る時やフラワーアレンジメントを作ってみる時に悩ましいのが、組み合わせや花の配置ですよねー。

 

これがベストだよーって、答えが無いんですね。ただ、その人にとって良ければそれで良いのですが、どうしても癖というか、同じ感じになりがちです。

 

今回はそんな方へ、いつもとはちょっと違う花の飾り方のご紹介です。その名も【グルーピング】

 

主にブーケやフラワーアレンジメント、花束などの作品を作る時の花の配置の方法で、もちろん奥が深いテクニックではあります。

 

しかし、日頃のちょっとした花を飾る際に気軽に取り入れる事も可能です。こんな飾り方をしたらいつもと違った感じの飾り方が出来ますよ。という様なことです。

 

あまり深く考えずに読んで頂きたいと思います♪

グルーピングとは?

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グルーピングというのは、簡単に言えば同じ花をグループごとまとめて配置する方法です。なので、残念ながら1本では出来ないテクニックです。数本必要で、出来れば違う種類の花が2~3本ずつあると好ましいです。

 

例えば、


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これらはブーケの画像ですが、同じバラをまとめて配置しているのが、わかりますでしょうか?

 

左の画像は、グラデーションを出すため。

 

右の画像はメインとなるピンクの薔薇を強調するため。そして、千日紅が入ってますが、これは大きい花の隙間埋めと、小さい花だけど主張させたい。などの理由です。

 

まあ、言われないとわかんないですよねー(笑)しかし、この配置を変えると全然違って見えたりするんですよね。

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どっちが好みかはそれぞれ。ただ、いつもの飾り方に飽きてしまったり、後述しますが、様々な花が手元にある時なんかは活用しやすいです。

 

グルーピングの一例

例えば赤い花、黄色い花、グリーン、紫の4色が有った場合。

 

これらの花を普通に均等にMIXすると、単に派手な物になるんですよね。そんな風に色がバラバラで有っても、色ごとに固めれば、スッキリと、それぞれの色を強調して楽しむ事が出来ます。

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また、同系色の組み合わせの場合、どうしても同じ様な色の組み合わせだと、花の輪郭や形、個性が埋もれてしまいます。


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そんな時にも、個々の花を引き立てるために使ったり出来ます。なんとなく、上の3枚の花束の写真、同じ種類の花を固めているのがわかりますか?

手元に色んな花があって、それを花瓶に入れる場合、花を均等に散りばめる事に意識が向きやすいです。というか、私がそうでした。規則正しく配置する感じ。


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もちろん、それでも良いのですが、いつもとちょっと違う感じにしたいなーとか、もっとスッキリさせたいな。って時にはグルーピングがお勧めです。

 

身近に使いやすい例としては、かすみ草やガーベラ、薔薇やカーネーション。普通はかすみ草を切り分けて、均等に花を配置しますが、それをかすみ草のみの束と、他の花の束に分けて飾るとか。

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まあ、あまり難しく考えずに。とりあえず、例えばこの下の写真の花の束を

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こんな感じにしてみるとか。そんな感じから始めてみると良いと思います。

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同じ花をまとめて組み合わせて見ること、例えば3本まとめて配置するなら、それを一輪として見る様な、そんな見方も最初はやりやすいです。

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あとは、花の特徴。上に伸びていく様な花は固めて伸ばして、足元を重みのある花で固めるとか。

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なかなか感覚の事で説明しづらいのですが、そんな感じです。

 

おわりに

色んな花の作例を見ていると、かなりの確率でグルーピングがどこかに使われていたりします。

 

今回はかなり沢山の花を使った作例しか無くてわかりにくい箇所がいっぱいあったと思いますが、少しでも参考になれば幸いです。

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手始めにスイートピーとかチューリップとかを使ってみると良いと思います。色も合わせ易いですよ。小さい花も上手くやれば主役になれますし、色々とやってみると楽しいです。

 

長々と同じような事を書きましたが、スッキリと、個々の花の良い所を引き出すような気持ちでやってみて頂けたら幸いです♪

 

読んで頂きありがとうございました♪