花粉症の原因になるかもしれない花
今回紹介するのは、飾っていると知らない間に鼻がムズムズ、なぜかその目に涙が浮かんでしまう事もある花達の紹介です。
前提として、これは誰にでも起こる事ではありません。必ずなるから要注意!というわけではありません。普通の花粉症と同じです。
そして、紹介する花以外にも、稀に花粉症が発生する事のある花はあります。
私を苦しめた花達
何を隠そう、私はとんでもない花粉症フローリストです。
なので、身を持って実証済みです。なんとも恥ずかしい話ですが、良かったら私の話を聞いてくださいませ。
これの花粉症はキツいなぁって事で思い付く花をランキング形式で紹介します。
※あくまで個人の感想です
1位 ウイキョウ
花粉がキツい花ランキング、堂々の1位は【ウイキョウ】です。おめでとうございます。
黄色い花が咲きます。生薬としても使われますね。セリ科の植物で、ちょっとスパイシーで独特の香りがします。その香りは調味料としても使用されています。
夏頃に出回ります。いけばなの花材としとも需要があります。
2位 オミナエシ
女郎花と書いてオミナエシ。お盆に飾った事がある人も多いのでは?
秋の七草の1つですが、夏頃から出回っています。このオミナエシの漢字【女郎花】は、かなり変わった読み方ですよね。
諸説ありますが、見た目が大変美しい女性を連想させる花の姿である。とも言われています。
私は、女郎花は花だけど、御供えとしての【御飯】として飾る花だと、亡き祖母に教わりました。
真相はどうでしょうか。
秋の七草という事で万葉集の中に登場していたくらい、古くから愛されて来た花です。
3位 ミモザアカシア
大人気のミモザアカシア。以前にも記事で魅力を紹介しました。ドライフラワーでも人気。
これの花粉症は、ミモザアカシアがどんな状態かによって症状のキツさが変わります。
黄色い花がポンポンと咲いていると、特にキツい。入荷した時がそんな感じだと、梱包の箱を開けたら症状が止まらない感じです。
庭木としても人気がありますが、花粉が近隣の方とトラブルになる事もあると聞きます。植える場所はよく考えてから植えたいですね。
4位 マトリカリア
この左に写っている、マーガレットを極小にした様な花。とっても可愛くて、ボリューミーです。
価格も手頃なのでぜひ飾って欲しい花です。よくハーブのカモミールと間違えられますが、別物です。「これ、カモミールですか?」という質問は非常に多いです。
マトリカリアはキク科なので、菊と似た様な香りがします。また、カモミールは花びらが反り返っています。
花屋の略称は【マトリ】です。Gメンみたいでカッコいいですね。
5位 菊
最近はあまり発症しなくなりましたが、菊も昔はかなり苦手でした。鼻から来て、やがて目にも来る感じ。
耐性とかあるのかわかりませんが、昔は酷い時にはマスクを着けてましたからね。日常でも出会う機会の多い、説明不要の花ですね。
御葬式や御盆や御彼岸、お正月など。様々な所で使われています。当然、1年中出回ってます。
花粉症の花屋から見た共通点
この花達の中で共通している事は、まずは黄色い事。菊以外ですけどね。杉とかの花粉も黄色いですよね。
そして香りが、ややスパイシー。これはどうなんでしょう。ハーブっぽいのかな?
とはいえ、黄色い花が要注意!とか、ハーブ系はヤバイ!ってわけではなくて、完全なる個人差です。私の周りでは平気な人の方が圧倒的に多いです。
多分、医学的に共通点があると思うので、いつかお医者さんに確かめてもらおうと思います。
おわりに
花粉症とはいえ、私の場合は扱う量が10本とか100本とかだったりするので、普通の人よりは浴びる花粉の量が多いです。
花によっては少しなら全然平気な事も多いです。
あまり臆する事なく花を選んで頂きたいです。毎年花粉症で大変そうな方へ花を贈る際は、少し気を遣っても良いかもしれませんね。
読んで頂きありがとうございます♪
フローリストの いろはでした♪