服にコサージュを着ける方法
フローリストのいろはです!
徐々に暖かくなってきて、春もすぐそこまで来ているなーって感じる今日この頃です♪
春といえば、入学式や卒業式。花業界は、3月がとっても忙しい。ありがたい事ですよ。
沢山の花束が感謝や御祝いの気持ちと共に、人から人へと渡る、大切な時期ですね。
今回は、そんな時期によく御注文を頂く【コサージュ】について、洋服への付け方を御紹介しようと思います。
結構知らない人って多いんですよ。まあ、そうですよね。そのまま商品だけ渡したら、説明しないこちら側のミスですね。
生花でも造花でも、ドライフラワーでも全てのコサージュに使える方法です。
良かったら参考にしてみてください♪
付け方① コサージュピン
まず紹介するのはこちらの【コサージュピン】を使った付け方です。マチ針の様な見た目ですね。
花屋さんでコサージュを注文すると、セットで付いて来ることが多いです。
これは、服を縫う様に通して、ポケットの様な物を作って、その中に茎(コサージュの軸)を通します。
百聞は一見にしかず、画像で見ると
こんな感じで針を通します。そして、右側の針の横線と服との間の隙間にコサージュの茎が通します。
大袈裟に見るとこんな感じです。もう少しキチンと留めて、あまり針が見えない方がスマートです。
茎も長くしてあります。分かり易くするために、ワザと粗く付けてます♪
因みに、結婚式のブートニア(新郎のコサージュ)もこのピンで留める事が多いです。タキシードやスーツの場合、胸ポケットに茎を入れてから足元を固定する感じです。
コサージュピンの注意点
コサージュピンを使う際に気を付けたいことがあります。
必ず、針の先端が服の中に埋まっている様にしましょう。針ですから、普通に危ないです。埋まっているというか、入っているですかね。
また、画像の様に針先がやや下を向く様にすると良いです。やり過ぎるとコサージュが傾きますが、針先が上を向くとピン自体が抜けてしまいます。
最近は針先のキャッチャーが売っていますので、それを使うのも良いと思います。
手芸屋さんとかに置いてあると思います。ピアスのキャッチと同じ様な感じです。
あと、小さいお子様を抱っこされる場合なんかは、後述するマグネットが安心です。
付け方②マグネット
もう一つの方法が、【マグネットで付ける】です。様々なマグネットが出回っていますが、コサージュ専用のものであっても無くても、どちらでも大丈夫です。大き過ぎない方が好ましいです。
方法は簡単で、コサージュにマグネットを付けて、生地の裏側からもマグネットをあてて、挟んで留めます。
コサージュが自作の方は、リボンで巻き上げる時に一緒に巻いてしまいます。
リボンを巻く前の茎に、こんな感じの専用の物を這わせても良いですし、小さいマグネットを数箇所付けても良いです。
どうせ隠れるので、何で留めても構いませんが、マグネットの上にテープ等を厚く巻くと、磁力が弱まります。
その上から巻き上げて隠します。今更ですが、マグネットは二つ要ります。リボンに仕込む法と、それを服の裏から留める方と。挟めませんからね。
そうすると、上の画像の様に、出来ますので、これで服を挟みます。ちなみに、種類の違うマグネットでも良いです。留まればOK。
花屋で注文する場合は、事前にマグネットが良ければそれを伝えてみる、出来なければ何かの形でコサージュの茎の部分に取り付けます。
マグネットは正面から見えません。裏側(服側)に付けるので、基本は目立ちません。
マグネットの注意点
出来るだけ強力なマグネットを使います。100均でも売っています。衣類を挟んで留まるパワーが必要です。
お勧めはネオジウム磁石という強力な磁石です。他にもあったら、ごめんなさい。
また、数箇所留めましょう。二箇所にするだけでも安定感が変わります。
コサージュピンとマグネット、どっちがお勧め?
というわけで、2つの付け方を紹介しましたが、どちらがお勧め?って思いますよね・
お勧めというより、適切な使い分けが必要です。
まずは服に付ける力の比較では、
圧倒的にピンの方が強いです。厚手の生地の洋服だと、マグネットの磁力が効かない時があります。
次に、ホールド感。付けた後の安定感は、しっかり留まっていればマグネットの方が安定します。動きにくいという事です。
簡単なのはどちらでも同じです。価格も安い物です。
個人的には洋服的に可能であればマグネット、難しいならピンが良いと思いますが、いかがでしょうか?
女性の方が圧倒的に付ける機会が多いので、参考になるかは分かりませんが。
そうそう、当たり前ですけど、コサージュピンは洋服に穴が空くんですよ。でもね、マグネットもずっと付けてたら、痕が残る様な気もしますね・・・
臨機応変にお願いします♪
おわりに
思っていたより、浅い内容だったかも(笑)
これからのシーズン、最もよくコサージュが売れていきます。良かったら、自作で挑戦してみてはいかがでしょう。
asunaro-flowers.hatenablog.com
作り方を知っておくと、自分で買った時も、仕組みが分かって扱いやすいと思います。最近はドライフラワーや造花も人気です。誰かに作ってあげても喜ばれますよ。
これからの季節の参考になれば幸いです♪
いろはでした♪