ドライフラワーのリングの作り方
フローリストのいろはです!今回はドライフラワーを作ったリング作りの紹介です。
人に教えてもらった作り方なのですが、応用すれば色々な事に使えそうな作り方です。
ちょっとだけ手間ですが、作業自体はそこまで難しくないです。気が向いた方は是非トライして欲しいと思います♪
※ドライフラワーを使ったコサージュ作りと、かなり似ている所が有ります。コサージュの応用編みたいな感じです。
用意するもの
今回用意するものは、
- ドライフラワー
- ワイヤー#28 20センチを数本
- フローラルテープ
- レースまたはオーガンジーなどのリボン50ミリ前後を10センチ
- 13ミリ前後のリボン30センチ
です。まあ、リボン関係は好みになります。製作工程を見て、いけそうなやつで。
リボンやワイヤーの長さ等も、ちょっとの誤差は大丈夫です。
ドライフラワーはこれくらい。小さいパーツを使うので、切れ端とかも使えますよ。
テープは白が良いと思います。
では、早速。やってみましょう♪
作り方① ワイヤリング
まずはドライフラワーと言えばこれ。【ワイヤリング】です。
ザックリ言えば、ドライフラワーの茎を短くカットして、茎の代わりにワイヤーを付けてやります。
そして、そのワイヤーをフローラルテープで巻いて固定します。
まずはこんな感じで、一通りの花の茎にワイヤー#28をピッタリと巻きつけます。
レースのリボンも、折って角をワイヤーで巻いて固定します。
※この時、元の花の茎が短い方が後の工程が楽ですが、短くし過ぎるとワイヤリング自体が難しくなるという、ジレンマが発生します(笑)
茎は最初は、2センチ位残す感じでしょうか。それでも作れますが、慣れればもっと短くしてください。
そして、引っ張ると粘着面が出るフローラルテープを巻きます。
最初は横向きにしっかりと。
その後は斜めにして下側へ伸ばす様に巻いていきます。
ここまでが大変な所です。ここまで来れば、後は楽しい時間です。手が痛くなった人は、ちょっと休憩♪
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作り方② 組み上げ
ワイヤリングをした花材を組み上げていきます。どんな風に組み合わせるかは、基本的には自由です。好きな色と好きな花と。
好きだなーと思う花を集めればOKです。きっと大丈夫。・・・て言っても迷いますよね。
時々講習とかしてると、この花選びが一番難しいって言う生徒さんもおられたりしますからね。
一応、アドバイスするなら。バランスよく、無難な感じに作りたいなら、
①何か主役の花を1つ決めて。一輪の花や、存在感のある1つの実とか。
②それに合わせた色のボリュームのある小花(アジサイやカスミ草、スターチスなど)を2~3種類
③何か飛び道具?的な花を少し。色や形など。挿し色でも良いし、変な形でも。
これらを意識して集めて、作りたいサイズに見合った量に調整すると作りやすいと思います。まあ、ドライフラワーなのでやり直しが出来ますから。
一回作ってみた方が早いです♪
こんな感じで、少しずつ集めていきます。あまり段差を付け過ぎない様に。真ん中の主役の花を基準に作っていきます。
上から見て丸くなるように組んで行きましょう。
軽い質感の花は、ちょっとだけ飛び出してもOK♪ボリュームのある花は、下の方に持ってくると、見た目が安定しやすいです。
横から見ても、茎に対して90度くらいまで花が入っていると綺麗です。
レースのリボンは最後に付ける方が、最初は作りやすいと思います。
茎やワイヤーを、最後にまとめてフローラルテープで巻きます。時々固定しながら進めるのもお勧めです。
最後に全部をまとめると、慣れないうちは花が動いて大変かもしれません。
作り方③ リボンで仕上げ
あとはこのテープの部分を、リボンで巻いて綺麗に仕上げます。好きな色で良いです。幅は13㎜前後がベストです。
下から巻いていきます。最初はリボンをUの字にして茎を下から挟み、斜めにしながら上に向けて巻いていきます。
最後に大きめな輪を作り、その中にリボンの先端を入れて、上に向けてキュッと引っ張り上げます。力み過ぎると悲劇が起きるので、程ほどに。
なるべく茎の上の方で行う方が良いですね。
キュッと巻き上げます。そして、余分なリボンをカットすれば完成です♪
最後に茎の部分を曲げて輪にすればリングの完成です。
この時、ワイヤリングの時にチラッと書きましたが、花の茎が多く残っていると曲がりにくかったり、歪な形になるので、茎は短い方が良いのです。
輪の部分は、きちんとワイヤリングして有れば、そこそこの形状を記憶できるはずです。普通に曲げるだけで大丈夫なはず。
出来ましたでしょうか??お疲れさまでした♪
リボンの巻き方に関しては、こちらも参考になると思います。
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コサージュとしてもOK
茎を曲げなければコサージュとしても使えます。ただ、少しだけ注意点があって。
コサージュとの作り方の違い
細かい事なんですけどね。
コサージュは、一般的には平らな面に対して付けるものです。なので、茎が有った場合、茎よりも後方に花が入っていると、それが洋服などの面に当たります。
なので、コサージュは基本的には前のめりに作っていくような形の方が好ましいです。または、花の部分を少し前側に曲げてやると、服との間に隙間が出来なくなって、安定して付けれます。
横から見るとちょっとお辞儀するような感じですね。
対して、このリングは上から見る事が前提なので、丸っぽく作ると良いですね。
何の作品でもそうですが、どこから見るか、どこに使うかを意識することが大事だったりします。
使い道
作っておいて何ですが、ところで、これ、どうしましょう?
結婚式の時のゲストに配るとか良いですよね。男性はコサージュになるし、女性はアクセサリーになるし。
あとは、リングの部分を使って何かに引っ掛けて飾ったり。インテリアみたいな感じでしょうか。
ちょっと天気のいい日に、お出掛けの際は・・・。ちょっと勇気がいるかもね。
プレゼントには良いですね。
身に付けるなら、ちょっと特別な日でしょうかね。ワイヤーの長さを調節すれば他の事にも使えそうですね。
まあ、どんな花も 見て楽しむ事が一番ですからね。可愛い作品を作って、見て楽しむのが一番かもしれませんね♪
おわりに
ドライフラワーの良い所は、生花と違って【少しずつ作業が出来る】所だと思っています。無理のない範囲で楽しく作って欲しいと思います♪
ドライフラワーの作り置きが沢山ある人や、何か小物作りなどが好きな方には特にお勧めです。
何か、ここから形を変えて新しい物を作るヒントになると良いな~って思ったりします。何か良いこと思い付いたら教えてください♪
いろはでした♪