はなめも。~花屋のメモ帳~

現役フローリストが語る花と花屋のあれこれ。初心者向けにわかりやすく書いてます。花生活を始めませんか。

ラナンキュラスの魅力とドライフラワー

ラナンキュラスについて

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今回紹介するのは春の花の中でも大人気の【ラナンキュラス】のドライフラワーです♪

 

以前紹介した春に人気の花を紹介した記事の中にも載せてありますが、種類も豊富で、花持ちも大変良い。良い事ばかりの切り花です。

 

asunaro-flowers.hatenablog.com

 

ここ最近、大きく咲いてくれる品種も増えてきて、それなりに良い値段の品種も出てきています。

 

以前は咲くまでは小さい、咲くと大きい。という印象の花でした。今後の発展が楽しみな花の1つです♪

 

 

ラナンキュラスの出回り時期

春の花ではありますが、12月の半ば頃から出回り始めます。

 

クリスマスの頃には、赤いラナンキュラスがよく売れたりもします。

 

出荷の量が増えるのは年明けになってからなので、珍しく品種が欲しい時なんかは1月以降が良いです。

 

春の花とはいえ比較的長く出回る花となっていますね。冬から春に掛けて出回る様なイメージです。

 

ラナンキュラスの終わる時期

4月頃から気温の上昇と共に、徐々に品種が減っていきます。これは気温が上がると開花が進むためです。

 

やはり、お客さんの手元に渡ってから長持ちした方が良いんですよね。なので、満開の花が流通する事はあまりありません。

 

これはほとんどの花に言えます。

その花が自然界の中で満開を迎えるより前に、その花の切り花は出回り始めます。

 

ブライダルでも人気の花

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見た目がとてもかわいいので、時期になれば結婚式でもよく使われます。

 

ブーケはもちろん、ゲストテーブルを中心に、各テーブルに置く花でも良く使います。

 

ブライダルでの役割

少し作り手側の話になりますが、【バラの代わり】として使う事が多いです。

 

バラにもよりますが、かわいい分、バラよりも少しカジュアルな印象を演出できます。

 

また、バラと一緒に使うとどうしてもバラの方が目立ってしまい易いので、家に飾る時なんかでも主役として使ってやると、その魅力を存分に発揮してくれます。

 

価格がバラより安い事も多いので、春は引っ張りだこの花です。

 

ブライダルで使う際の注意点

非常に良くある話ですが、夏や秋にラナンキュラスを使った花のリクエストを頂く事が多いです。

 

申し訳ないのですが、無いものは無いのが現状になります。出来ればヒマワリやアジサイの様に、年中出回る様になると嬉しいのですが。

 

今はインターネット上に大量に花の写真があって、とても見てて楽しいんですけどね。その分、せっかく目に留まった花が季節的にどうしても揃わないという現象が良く起こるようになりました。

 

代品として紹介させて頂く花に納得して頂ければ良いのですが、思わぬトラブルになってしまう事もありますね。

 

ある意味、花屋の技術以外の部分での実力を身に付ける時だと思います。

 

ラナンキュラスをドライフラワーにする方法

今回ドライフラワーにするラナンキュラスはこちらになります。

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ラナンキュラスの【ポムロール】という品種です。

よく似た色で【千穂の碧】という品種があります。ちょっと珍しい色かなって思ったので選んでみました♪


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フリンジの入った花ビラが個性的ですね。こうやってみると、多肉植物の様に見えなくも無いですかね。キャベツの断面にも見えますね。

 

今回は、シリカゲルに埋没させてドライフラワーにしました。極小粒で、砂浜の砂の様にサラサラのシリカゲルを使っています。

 

 

asunaro-flowers.hatenablog.com

 

以前に逆さに吊るして作ってみましたが、ラナンキュラスらしく ならなかったのでシリカゲルで再挑戦しました。

 

仕上がり

しっかり容器に密閉して、待つ事2週間。リベンジも兼ねて、いざ開封です!

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サーっと
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サササーっと。 お、何となく良さそうですよ。
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出て来ました。あら、思っていたよりずっとラナンキュラスです。

ていうか。そのままです!

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相変わらずキャベツの断面みたいで、かわいいですね!
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裏もしっかりしています!これは良いですよ。なかなか花びらも散りにくそうです。
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フリンジもしっかり残っていますね♪これ、写真ではドライフラワーってわからないかもしれませんね。

 

元が生花っぽく無いからでしょうか?余裕があれば、発色の良いラナンキュラスもやってみたいですね♪

 

茎も硬くなったので、様々な事に使えると思います。

 

おわりに

そうそう、書き忘れていましたが、ラナンキュラスは茎がガーベラみたいにちょっと柔らかいです。

 

 

asunaro-flowers.hatenablog.com

 

それで、細い茎の品種と太い茎の品種が有るのですが、細い茎の品種は、茎に対して花が大き過ぎて、折れてしまう事があります。

 

なるべくしっかりした茎の花を選ぶか、茎が細い場合は短くして使う事をお勧めします♪細いのは本当に細いですからね。

 

今年もかなりの量が出回っていますので、是非花屋さんに会いにいってあげてください♪200円から300円位が多いですが、一本が安いもので150円位からも有ったりします。

 

お部屋に春の息吹を吹き込んでみてはいかがでしょうか。

 

読んで頂きありがとうございます♪

いろはでした♪