ユーカリの実
フローリストのいろはです!今回紹介するのは、大人気のユーカリの中でも、【実の付いたユーカリ】のドライフラワーです。
以前、ユーカリのドライフラワーという記事を書きましたが、ユーカリの中には実が付いている品種も存在します。
asunaro-flowers.hatenablog.com
ただ、ユーカリの葉と同じく かなり種類が多いので、今回は、比較的 入手しやすい二品種を紹介したいと思います。
ユーカリは、どれも簡単にドライフラワーになってくれるのと、生花の状態とあまり変わらない姿を保ってくれるので、これからドライフラワーを飾ってみたり、作ってみたりしてみたい初心者の方にも大変お勧めな花材です。
もちろん、実の付いたユーカリも同じです♪ ぜひ、気に入ったら花屋さんで探してみてください。
ユーカリの実について
ユーカリは、ほぼ一年中手に入りますが、葉っぱが非常に柔らかい新芽の時期というものがあり、その時期のユーカリはドライフラワーに向いていません。生花としても微妙だったりします。
そういった植物の成長サイクルがある事から、実の付いたユーカリというのも、実は全ての品種が一年中手に入るというものではありません。
しかし、今回紹介する二品種は、それぞれが別々の時期に良く出回る為、真夏を除けば比較的入手可能な事が多い品種となっています。同じユーカリの実とはいえ、全然見た目が違うので、色んな形で楽しめると思います♪
では、参りましょう♪
①ユーカリポポラスベリー
ユーカリの実の中でも、恐らく最も流通量が多いであろう定番の実です。葉っぱも細めできれいで、しなやかに曲線を描くような姿は、1本でも様になるので、非常に飾りやすいところもお勧めポイントです。
ただ、枝の曲がりが強すぎる時も有るので、選べる時は、好みに合わせて購入することがお勧めです。
ポポラスベリーの出回り時期
9月頃から2月頃まで出回りますが、この花材はクリスマスの定番花材としても人気があります。なので、11月から12月末頃までが最も目にする機会が多いです。
よく、クリスマスリースなんかでも使われたりするので、昔からドライフラワーとしての人気も高かったという一面があります。
9月頃は実が小さく、寒さが進むにつれて 実が赤っぽくなっていくのも特徴です。
名前に関して
名前が【ポポラスベリー】だったり、【ポプルスベリー】、【ポプラスベリー】など、なぜか様々な呼び名が付いている事でも有名です。それぞれの名前で検索をしてみると、それぞれ違うサイトが一番上にヒットします(笑)
お値段
一本だと、300円から500円くらいでしょうか。ただ、束で売っている所も結構多いんですよねー。花屋にも束で入荷して来るのですが、ほどいてみると、結構サイズにバラつきがあるんです。なので一本ずつ売ると、不公平になっちゃううんですよね・・・。
束だと、2000円とか3000円位しちゃう事もあったりしますね。私は2分の1束っていう売り方をしてました。
②ユーカリテトラゴナ
続いて紹介するのはこちら!
ユーカリのテトラゴナです。見てわかる通り、カッチカチです。靴で踏んでも潰れない、最強の強度が特徴です。他にもこんな感じの【グロボラス】という実も有ったりしますが、これも硬いです。思わず実を踏んで、挫きそうになった事もあります。
短い長さで流通しているのが特徴です。また、1本の茎から実が所々に付いているので、切り離してワイヤリングして使うのも楽しいですね。
asunaro-flowers.hatenablog.com
テトラゴナの出回り時期
ちょうど、ポポラスベリーが終わる2月頃から、7月の終わり頃まで出回ります。出始めは実も小さく、4月頃から大きくなったものが流通してきます。
クリスマスに見かける事があれば、それはストックしておいたものをドライにして使っていると思われます。生花としての花持ちも良いですし、ドライになってからも雰囲気が ほとんど変わりません。まとめて買って大量にストックしている人も大勢います。
ちなみに、生花だと重量がヘビーです。そのため、敢えてドライにして生花と混ぜる事も多いです。
お値段
1本300円位から500円くらいでしょうか。大きさや時期によります。葉っぱも、他のユーカリとは違って、かなり肉厚で硬いです。
ユーカリの実のドライフラワーの作り方
テトラゴナは多分、よほどの事をしない限りは勝手にドライになります。水から出して、どこか日光の当たらない所にでも置いておきましょう。
また、ドライが進むと、実の中から種の様なものが出てくるので、精密機械の上とかは止めておきましょう。
ポポラスベリーは、スワッグ(逆さに吊るす)で大丈夫です。水気の無い所で飾っておけば簡単に出来ると思います。
おわりに
どちらも、それぞれが違った魅力を持っています。そういえば、ポポラスベリーはユーカリの中でも、粘り気が少ないのが特徴です。逆にテトラゴナはかなり強めです。それぞれ、手に取ってお確かめ頂けたら幸いです♪
いろはでした♪