はなめも。~花屋のメモ帳~

現役フローリストが語る花と花屋のあれこれ。初心者向けにわかりやすく書いてます。花生活を始めませんか。

スモークツリーの出回り時期と、ベストな買い時&ドライフラワーの保管方法!

6月はスモークツリーが最盛期

近年、異常なまでに人気なのがスモークツリー です!

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スモークツリー は、こんな感じのフワフワっとした見た目ですが、様々なサイズで販売されていて、色も赤系と白系があったりします。

以前一度紹介しましたが、私のブログの中でも相当高い確率で読んで頂いております。

 

しかし、やはりみなさんが気にされているのが、入手出来る時期の様で、恐らく時期を逃してしまう方が多いという印象です。なのでそこの所を中心に、今一度紹介してみたいと思います!

 

 

スモークツリーを買うベストタイミング

スモークツリーを買うなら、6月。これがベストなタイミングです。というより、この時期しか買えないです。

 

もう少し前から出回る事も多いですが、出回り始めの頃は、あまりフワフワして無いんですよ。最盛期に掛けて穂の部分がフワフワになっていきます。

 

でも、だからと言って、買って帰って水に浸けてたらフワフワして来るという物でもありません。なので、フワフワなタイミングで購入がベストです。

 

また、7月にも出回る事がありますが、これは気温によります。暑くなって来ると終了、というか、梅雨の真っ最中が本番みたいな感じですね。

 

スモークツリーを結婚式で使いたいなら買っておくべき。

例年はスモークツリー の出回り時期が、結婚式のシーズン、ジューンブライドと重なる事もあって、結婚式での需要が非常に多いです。

 

しかし、今年は特にコロナウイルスの影響で自粛を選択された方も多いでしょう。中には、スモークツリー を使いたかった花嫁さんも多かったのでは無いでしょうか?また、予定が8月や9月で、惜しくも使えない・・・。

 

そんな時はドライフラワーがお勧めです。スモークツリー は簡単にドライフラワーになってくれます。見た目は、日が経つに連れて茶色っぽくなります(写真は、昨年の物です。)

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質感というか、フワフワ感は残ってくれるので、ブーケや受付などに使うと、良い感じになります。ただ少し散りやすいので、食事の席や、髪飾りなんかは微妙です。(生花の状態なら大丈夫です)

 

という事で、続いてスモークツリー をドライフラワーにした際の保管方法について紹介します。ハンドメイド等で使いたい方も必見の内容です。

 

スモークツリーのドライフラワーの保管方法

スモークツリーは、買って来た生花の状態でそのままドライフラワーになってくれます。多くの方は花瓶に飾ると思いますが、実はそのまま放っておくのがベストと思います。ドライにしようと思った時に水を抜いて、そのまま放っておく。

 

もちろん逆さに吊るしておいてもオッケーですが、フワフワの状態で買ったスモークツリー は、逆さにしてもしなくても、ドライフラワーになった時の見た目が変わりません。

 

理由は、そもそもフワフワした穂の部分が軽いからです。逆さに吊るす際のメリットとして、花の茎が曲がるのを避ける(普通は花の重みで茎が曲がる、花が垂れる)というのが有りますが、スモークツリー は先端が軽いのでほとんど影響しません。

加えて、茎ではなく枝なので、軸も硬いです。なので、そのままで大丈夫です。

 

保管の際の注意点

注意点としては、包まない。これが大事です。穂が散りやすいので大事に包みたくなりますが、そうすると。

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こうなります。

横から見た画像ですが、穂がぺったんこになっちゃいます。巻いてない状態と比べてみると、

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この位差が出ます。どちらも横から撮った写真で、元は同じくらいのボリュームです。右側のぺったんこのやつも正面から見ると、

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この位のボリュームがあります。また、平べったいのが悪いわけでは無いですが、細切って使う時にも不便です。

 

なので、そのまま放っておくのがベストかなと思います。

後は、直風を避ける。水気を避ける。まあ、普通のドライフラワーと同じです。今後何かに使いたい方は、なるべく自然に放置するのをお勧めします♪

 

スモークツリー について

スモークツリー はウルシ科の植物なので、人によっては、かぶれる事もあるそうです。なんていうか、少しだけ粘り気があります。少しだけね。香りも良いですよ♪

スモークツリーの苗

また、苗も出回っていますが、かなり巨大化するので、余裕のある所に植えましょう。とても頑丈なので、日当たりの良い所であればグングン大きくなります。虫にも強いです。割と無敵。

 

原産地はヨーロッパ、ヒマラヤ、中国などとされています。色んな環境でも育つ、つまり無敵。って事ですね。

実は雌株と雄株があって、フワフワになるのは雌株です。普通は雌株が出回っています。

 

名前の由来

名前の由来はそのままですね。スモークツリー 。ケムリソウって呼ばれる事もあります。もっとそのままですね。

さらに、白熊の木(ハグマのき)、煙の木などと呼ばれる地域もある様です。

 

白熊の木。インパクト強め。これだけ、少し違うニュアンスですね。

 

スモークツリー を買ったら良い事もあるよ。

改めてスモークツリー のご紹介でした。一度買えばドライになっても楽しめます。なので、相当長い期間楽しめますね。

 

ちなみに、スモークツリー のドライフラワーは、オークションやフリマサイト でも毎年人気です。なんと言っても、出回る期間が短いですからね。ハンドメイド用で探す方も多いです。

飾って、楽しんで。あわよくば、売れるかも?その位人気です。

 

ぜひ最盛期の6月、飾って楽しんでみてください♪

読んで頂きありがとうございました♪