今回紹介するのは【スカビオサ】という花です。
スカビオサは、和名では【松虫草】(マツムシソウ)と呼ばれていて、これは松虫が鳴く頃に咲く花という事からその様な名前が付いたと言われています。
松虫が鳴くのは秋の初め頃、夏の終わり頃なので、涼しくなってきた頃に咲く花という事ですね。
しかし、花業界では切り花としてのスカビオサは、比較的年中手に入るイメージの花です。花の苗も春先から出回っていたりしますからね。
その可憐な姿と、比較的手頃な価格。また、洋風にも和風にも合う事から大変人気の花となっています。
今回はそんなスカビオサをドライフラワーにしてみました。
松虫は、有名な童謡もありますね。そう思うと何となく、親しみも感じられる花かと思います。
スカビオサの特徴
スカビオサの特徴は色々ありますが、カラーバリエーションやサイズ、出回り時期やメンテナンスの方法を中心に紹介します。まずはカラーバリエーション。これが豊富です。
カラーバリエーション
白、赤、ピンク、紫がよく出回っていますが、黄色とかもあったりします。
見た事無いのは、オレンジくらいでしょうか。オレンジとピンクを混ぜたような【アプコット色】のスカビオサはありますけどね。
どれもかわいい印象の花です。
サイズ
次に、花のサイズ感ですが、花の部分は500円玉くらいから、大きいサイズだと缶コーヒーの直径くらいまであります。
色々例えを探しましたが、そんな感じで。【アルバ】っていう品種が大きいです。
ガーベラと比較してもなかなかのサイズ。
長さは、比較的短い分類になります。長くて40センチくらいでしょうか。茎がクネクネ曲がっている事もあります。
出回り時期
ほぼ年中見かけますが、夏場(7月〜9月頃)は不作なイメージです。有ってもイマイチな事が多いかなーって感じです。
やはり涼しい季節がオススメですね♪
スカビオサの手入れ
スカビオサの切り花は、水切りという方法で水を吸わせてやります。何かに水を張ってその中で茎を切って、その後花瓶に活けてやります。
空中で切っても上手く水を吸ってくれない事が多いです。
asunaro-flowers.hatenablog.com
雑学
どうでも良いですが、業界では略して【スカビ】という事が多いです。
【ビオサ】とか【松虫】って呼ぶ事は無いので注意が必要かもしれない。です♪
スカビオサのドライフラワー
今回はスカビオサの赤を、ハンギング(逆さに吊るす)とシリカゲルの両方でドライフラワーにしてみました。
シリカゲルを使って
まずはシリカゲルを使ってやって見た方から。方法はいつも通りのシリカゲルに埋めて密閉する方法です。
asunaro-flowers.hatenablog.com
いつもの様にササーっと。小粒のシリカゲルに埋めた花を出していきます。
緊張の瞬間です。
綺麗に仕上がっています!・・・しかし。
なんとなく上手く行ってそうですが。
なんか花がポロポロと落ちるんですよ。
触ると次々に取れてしまいます。何という事でしょう・・・。まさかの全落ち。
まさかの失敗。
いやー、やってしまいました。まあ、細かい花もなんか使えそうなので無駄にはしないです。
ショックですね。原因は定かではありませんが、花が落ちやすいのでしょう。硬化剤を吹いてもあまり効果は無さそうです。
逆さに吊るす
次は逆さに吊るしておいた方です。こちらは…
黒くはなりましたが、散ってはなさそうですね。やはりサイズは小さくなってますが、これなら使えそうですね。
しかし、残念な事が1つ。茎が細過ぎて
曲がってしまいました。これはワイヤリング必須ですね。でも、まあ何とか使えそうですね。意外と花も落ちないです。
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おわりに
今回は残念な結果も残しつつ、逆さに吊るす方が良かったという新しい発見でした。
スカビオサは花の苗としても大変人気があって、苗の場合は200円~300円くらいでしょうか。割とお求めやすい価格です。
1つの苗から花がたくさん咲いてくれるので、スカビオサ一鉢だけ植えても良い感じになってくれます。
ベランダに一鉢、飾ってみてはいかがでしょうか。時々一輪、摘んでやって。部屋に入れて飾るのもありですね。
読んで頂きありがとうございます♪
いろはでした♪