はなめも。~花屋のメモ帳~

現役フローリストが語る花と花屋のあれこれ。初心者向けにわかりやすく書いてます。花生活を始めませんか。

来年も咲かせたい!紫陽花(アジサイ)の管理方法の御紹介!

アジサイの鉢のお手入れについて

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5月頃から出回り始めるアジサイの鉢。特に母の日には沢山の御注文を頂いて、様々な品種のアジサイがプレゼントされています♪もちろん、御自宅用に買われる方も多いです。

アジサイは自生していて、よく見かける事もあるかと思いますが、鉢に植えてある状態ではそれなりに気を付ける事が有ります。今回はそんなアジサイの管理方法をなるべく簡単に紹介してみようと思います。

 

最後にザックリとまとめてあるので、お急ぎの方はそちらへどうぞ♪

 紫陽花(アジサイ)の管理のコツ

紫陽花の管理のコツは、何と言っても水を切らさない事。これに尽きます。特に、開花期はこれが重要になってきます。

 

多くの方はプレゼントにしても自分用にしても、花が咲いた状態で出回る事がほとんどだと思いますが、水を切らした事が原因で花が復活しない事もあります。(来年は咲いたりしますので、大事にして欲しいところですけどね。)

 

それでは、どの様に水を与えたら良いのでしょうか。頻度や量などの目安です。

 

紫陽花(アジサイ)の水やり

基本的には1日1回はあげましょう。鉢底から出るくらい。

その際、鉢の種類が2種類あって、普通の鉢で、底に穴が空いたタイプと、底にプラ素材のカバーが付いたやつがあります。


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底にプラ素材のカバーが付いた方が右の写真です。そのまま水が貯めれます。左の方は、水やりの際に水が底から出てくる為、鉢皿や何かの水受けが必要です。

 

プレゼントでラッピングがしてある場合は、水が漏れない様にセロファンが敷いてあったりします。それを水受けにしても良いですが、溜まった水を捨てないと水が腐ってしまいます。

 

カバーが付いた方は【底面吸水】と言って、カバーの中に水が溜めれます。そして、土の中に水を吸う導線みたいなのがあって、それがプラカバーに繋がっていますので、自然とカバーの中に溜まった水を吸い上げて、土の中に分散してくれます。これが空にならないように。

 

水やりは紫陽花に関しては土の上からでも良いです。蒸れに弱い植物は、土の上から水をやらずに、カバーの中に直接水をあげる様にしてあったりします。

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1度にあげる水の量は鉢底から出るくらいですが、夏場や気温が上がると朝と夕方の2回にすると良いです。手間ですけどね。

 

底面吸水は、水の残りが分かるので簡単ですが、普通の鉢は分かりにくいですね。水をあげた後の鉢の重さを目安にしても良いですよ。

どちらの鉢であっても、どうしても外泊などで家を空ける時は水を張った容器に鉢を浸けておくのも良いでしょう。そのくらい水が大事です。

 

紫陽花(アジサイ)の置き場所

結構色々と言われる所ですが、開花期は、明るい室内で日光が当たらない所がお勧めです。今咲いている花を長く楽しみたいなら、日光は特に当てなくても良いです。

 

外で育てるイメージかもしれませんが、それは地に植えてからです。

風は乾燥させるので、エアコンとかの直風は避けましょう。ただし、涼しい方が長持ちします。

 

花が萎れたら・・・

紫陽花の花が下を向いて葉っぱも萎れた感じになったら、水切れか乾燥を疑います。何かに水を張って、その中に鉢を漬けて30分から1時間くらい放置して、暗く涼しい所に置いておきます。

 

これも、賛否有りますが、私は経験上これで復活する事が多い方法です。葉っぱの裏に霧吹きもします。花は水を掛けません。

 

来年も咲かせるためには

どんなに愛情を持って管理をしても、やがて花は終わりを迎えます。花が茶色くなったりして終わる頃には切り直します。来年も咲かせるために、バッサリと茎を短くします。

剪定

茎を切る長さの目安は下から葉っぱ4枚くらい残したところですが、ザックリで良いです。葉っぱは残しておきます。

置き場所

朝または夕方に少し日光が当たる所が良いです。軒下とか、ベランダとかですね。一日中日光が当たる所は良くないです。

水やり

今までどおり、切らさない様に与えましょう。夏場は2回あげると良いですよ。

肥料

鉢物用に市販している【暖効性肥料】を月に一回。もしくは、液肥を月に2回与えます。

植え替え

9月の中旬頃に行います。夏が終わる頃、涼しくなる頃ですね。今より一回り大きい鉢とそれに見合った土を用意して植えます。

 

色々と混ぜる分量で色が変わりますが、最初は無難に紫陽花用の土を買っても良いと思います。一応、ピートモスというのがありますが、それの分量で色が変わります。多いとピンクになります。

最近の人気品種


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アジサイの中で、ここ数年ずっと人気なのが万華鏡という品種です。島根県のオリジナル品種です。特にピンクの方が流通が少なく、値段が高いです。

 

じっと見ていると、まるで万華鏡の美しい世界に吸い込まれていきそうです。一輪ずつが、個性を持っています。こんなのが毎年咲いてくれたら最高です。モリモリ大きくなったらとっても素晴らしい事でしょう。

 

島根県と言えば、出雲大社や世界遺産の石見銀山、足立美術館など なかなか他には無いような魅力が詰まっていますね。どこか歴史と神話を感じる地で生まれたアジサイです。

まとめ

それでは最後にざっくりとまとめてみましょう。アジサイの管理方法。

 

開花中は

  • 水を切らさない(毎日1~2回たっぷりと)
  • 涼しい所に置く(屋内で管理)
  • 直射日光はNG(エアコンの風の直風もNG)

 花が終わったら

  • 茎を切る(葉っぱを下から4枚くらい残して)
  • 朝夕は少し日光に当てる(炎天下の下はNG、日陰になる所)
  • 水を切らさない(特に夏は注意)
  • 肥料を与える(暖効性の置き肥or液肥)
  • 9月の中頃に植え替える(一回り大きい鉢に)

という感じです。

土の事とか、調べれば沢山出て来ますし、鉢の管理というのは環境によって大きく変わります。寒冷地と暖地でも全然変わります。時期の事や水の量は、あくまで平均的な環境や気温、気象を踏まえたものです。そこのところは調整が必要な方もおられるかと思います。

 

簡単にと言いつつ、少々長くなりました。読んで頂きありがとうございます♪