ユーカリのドライフラワー
フローリストの いろはです!今回は大人気のドライフラワー【ユーカリ】について紹介したいと思います!
フラワーなのか、葉っぱなのでリーフと呼ぶべきなのか悩ましい所ではありますが、とにかく大人気ですね。このユーカリ特有のシルバーっぽい色と、くすんだ感じの色味が何ともアンティークな感じを演出してくれて、ドライフラワーだけではなく生花でも大変な人気を誇っています。
価格もお手頃ですし、ボリュームもなかなかのものです。生花として使う場合は主役というよりは脇役な葉です。お料理に例えるならば、【調味料】のようなものだと私は思っています。使う量や組み合わせで、作品へ様々な味付けが出来る優れものです。
調味料に例えましたが、ユーカリもたくさんの種類が有ります。好みのユーカリを見つけて、ぜひ日常の生活空間に、ちょっとした味付けをして頂けたらと思います。
では行ってみましょう!
ユーカリの種類
では早速、種類を紹介していきます。非常に種類が多いので、花屋さんで入手しやすいユーカリを中心に紹介していこうと思います。
①グニユーカリ
もしかしたら一番よく見るかもしれません。やや小ぶりな葉が可愛らしい人気のユーカリです。実は苗もよく出回っています。もしガーデニングに興味がありましたら、比較的簡単に、そして大きく育つのでお勧めです。
こちらは私の育てているグニユーカリです。5年経ちました。すっかり人間の背丈を越えて、たくましく育ってくれています。ちなみにノーメンテナンスです。
②ユーカリ ポポラスリーフ(ポポルスリーフ)
丸い葉が特徴の非常に人気の品種です。葉の形がハート型に見える時もあり、結婚式でも人気があったりします。結婚式とハート。鉄板ですね。茎が細いものが多く、それでいて枝の張りが大きいので扱いやすいです。
どんな花とも相性が良いので、花屋さんに花を作ってもらう時に店頭にあれば、リクエストすると良いでしょう。お勧めです。
ちなみに、【ポポラスベリー】という実の付いたものも有りますので、そちらもお勧めです。ちょっと値段が高いですが・・・。
③丸葉ユーカリ(銀世界など)
グニユーカリを大きくしたような葉が特徴です。秋ごろから多く出回ります。特にクリスマスシーズンは雰囲気に合っていて、引っ張りだこのユーカリになります。
ちょっと良い画像が無くて申し訳ないです。
ちょうど、この画像でいう所の、真ん中よりちょっと右の一番上にニョキっと伸びてるやつです。あとは真ん中よりちょっと下の中央の辺りで、こちらに向かって先端を向けているやつです。
他のユーカリに比べ、特有の粘々した感じが強いのと、香りも強めです。なかなか手に付着すると落とすのが大変です。
④パルプラ(細葉ユーカリ)
葉っぱが少し尖った感じのユーカリです。このパルプラに限らず、ユーカリは非常に種類が多いので、同じようなユーカリが違う名前で売っている事も多々あります。
私がこのユーカリが好きでよく仕入れているだけです。どちらかというと横に広がるような枝ぶりで入荷することが多いので、ボリュームを出しやすいんですよね。
他にも沢山ありますが、葉っぱの形によって品種名が変わってくるという事です。
ユーカリのドライフラワーの作り方
単純に逆さに吊るせば特に問題なく出来るでしょう。丸葉ユーカリに関しては、特に何もしなくても勝手にドライになってくれたりします。
ドライになった後は、葉がパリっとしていますが、弾力性が無くなるため、バラバラっと崩れてしますことも有ります。
ユーカリに限らずですが、ドライフラワーは優しい気持ちで扱いましょう。
ユーカリの出回り時期(入手可能な時期)
結構いろんなサイトとかで【周年】となっていて、一年中手に入りそうなことが書いてありますが、5月の半ばくらいから9月くらいまでは、あまり出回らないことが多いです。あったとしても、新芽の時期になるため 先端が柔らかくて使い物にならない事が多いです。
特に丸葉系やポポラスなどは要注意です。新芽の柔らかい葉はドライフラワーに向きません。途中で落ちたり、腐ってしまったりします。
秋から春先くらいまでが一番良いと思います。ドライフラワーにするなら特に、その頃の購入が個人的にはお勧めです。
おわりに
という事でユーカリの紹介でした。他にも色々とドライフラワーの紹介をしていこうと思いますので良かったらまた見てやってください。
そういえば、ユーカリの香りが苦手な方も結構おられます。一度、花屋で香りも確かめてみる事をお勧めします。
では、いろはでした♪