フローリストのいろはです!
みなさんは『お花屋さん』に行ったことがありますか?
前を通ったことがあるけど、入った事は無いなあ・・・。デパートとか、スーパーの店内に無人で置いてあるやつは買った事あるよ。とか。お墓参りの時にちょっとね、とか。そんな感じで、案外入った事が無い方も多いんですよね。
花屋に行った事がある人でも、大事な人へのプレゼントだったり、母の日に気合入れてちょっと行ってみたよ。くらいの人もきっと多いです。
私が言うのもおかしいですが、花屋って正直なところ【敷居が高い】【難しそう】【お洒落な人が行くところ】【よくわからなくて恥ずかしい】とかって思われてる方がかなり多いんですよね。
その気持ち、よーくわかりますよ。なんと言っても私自身がそう思ってましたからね。初めて母の日に一本のカーネーションを買ったときは、そそくさと店を後にしたものです。とっても優しい店員さんでしたけどね、なんか恥ずかしくって・・・。
自分のセンスとか感性とかに自信が無くて。店員さんがどう思っているのかが気になってしまいます。
今回はそんなみなさんが『花屋さんに行ってみようかな』って思ってもらえたら良いなぁと思い、生花の魅力についてプレゼンするとともに、実際に花屋で働いている目線で、お客さんをどう思っているのか・・・。お客さんに対する気持ち?みたいなのを書いてみようと思います。
※気持ちは私の個人的な考えです。
行ってみたいけど行きづらい!と感じている方も参考にしてもらえたら嬉しいです♪
生花の魅力について
という事で生花の魅力。そもそも生花(せいか)とは何かっていうと、文字通り生の花ですね。花屋で見るところの、バケツに入って売っている花です。切り花(きりばな)って言う事も多いです。バラやカーネーション、ユリやひまわりにチューリップ・・・数え上げればキリがないですね。
それらの生きている花の総称みたいなもんです。蕾から満開になって最後は散っていくものですが、その過程の中にある花達の事ですね。そんな生花の魅力といえば
- 日々変化する美しさ
- フレッシュな色とみずみずしさ
- 四季折々のラインナップ(季節感)
- 大事に育てる(世話をする)と長持ちしてくれる
など、やはり見た目で楽しむことが圧倒的に多いですよね。飾り方もお水に浸かっていればOKなので、花瓶やコップ、なんなら牛乳パックでも。お気に入りの入れ物に飾って楽しめます。好きな花を好きな入れ物でお部屋に飾れば、毎日様々な表情を見せてくれる花にきっと癒されると思います。
日本は四季があるので、花の出回り時期というのが結構はっきりしているんですよね。なかなか欲しいと思った花がすぐには手に入らない事もありますが、季節ごとの楽しみとして待つのも素敵だなと思います。また、旬な花は安く出回る傾向にあるので、季節感のある花を楽しむというのは色々な面でとてもお勧めです。
心が安らぐ、リラックスな感じも良いですし、燃えるような色で気分を高めても良いですね。
生花のお値段(コスト)
いきなりお金の話ですが、ここが誤解されやすいんですよね。ここが一番知って欲しい。ずばり、高いって思ってますよね?
実は、花屋の花って安いと1本が100円台から買えるんですよね。特に田舎の方は安いです。もちろん種類によっては1本で1000円を超えるものも多々ありますが、案外300円位の予算があれば色々選べるんですよね。
お手頃な花
ざっと例を挙げれば
- スイトピー
- ガーベラ
- カーネーション
- チューリップ
- ひまわり
など、メジャーな花達ですがこれらは大体300円以内で買えるんですよね。もちろん品種や時価、お店の価格設定が自由という面もあるので、一概には言えませんが。
また、一本だけ買うの?足りるの?って思われるかもしれませんが、充分です。確かに、とても大きな花瓶には少ないですが、コップや細い花瓶で有れば、変にごちゃごちゃ入れるよりスッキリして、お洒落な感じも演出できます。
寂しくないの?ちょっとだけ飾ると逆に寂しくない?この感覚が『花は高い』という概念を生むのかもしれません。全然OKです。逆にモリモリの花が飾ってある方が違和感がある事もありますからね。特別な事があったんだなって感じになります。
普段飾る分には、さり気ないくらいで充分です。
花屋目線で見るお客さん
花屋でとってもよく聞く言葉。「花の事はよくわからない」
非常に多いですね。大歓迎です。もちろん詳しい方も。何も戸惑う事はありません。なぜなら殆どの人(特に男性)がそうですから。
私もよくわからずにこの業界に入りましたし。あれこれ聞いてもらって、興味を持ってもらえたら嬉しい。これだけですよ。
1本だけ買っていく。これも超大歓迎です。全部が生のものですからね。海外ではよくあるんですけどね。若い方は特に、そんなに大きな花瓶なんて持ってない方の方が多いですからね。コップに一輪のひまわりで充分ですよ。
一本だけ買っていく人は本当に好きなんだなって思ったりします。
プレゼントしたいけど予算が少ない。これも気にしない。そもそも一本が100円台からあるのに、予算も何も本当は無いんです。なぜかプレゼントなら3000円とか5000円とかが標準みたいになってますが、気にしなくていいんですよ。
一人暮らしの人へあげるなら、場合によっては困りますからね。一人にホールケーキをあげるようなもんです。もちろん、特別な時にボリュームのある花を沢山上げるのは素晴らしい事ですが、予算の範囲内でも大丈夫です。
小さい花束もかわいくて喜ばれますよ。さすがに有志一同とか、どっかのステージで人前で渡す時は考えても良いかもしれませんが・・・。
まずは一輪から
という事でまずは花屋さんに行ってもらいたいと思い書いてみました。というより気兼ねなく来て欲しい。海外では本当に普通に買っていく事が多いみたいなんですけどね。
特別ではなく日常的に。例えるならなんだろう・・・。うん、コーヒーとか紅茶とか。そんな感じでしょうか。インテリア、雑貨とかも当てはまりますね。
ちょっとコップに一杯。そんな感じでコップに一輪、飾ってみませんか?
日本のどっかでお待ちしてます♪
いろはでした♪