はなめも。~花屋のメモ帳~

現役フローリストが語る花と花屋のあれこれ。初心者向けにわかりやすく書いてます。花生活を始めませんか。

リボンを極める!流行りのハンドメイドや、DIYに持ってこいの作り方

ハンドメイドやDIYが流行っていますが、その中でもリボンの使い方が案外難しいと思っている人って多いのでは無いでしょうか?

 

例えばハーバリウムの瓶や、何かの箱に。コサージュやブローチなどにもよく使われていますね。

以前このブログでも、表裏のあるリボンで蝶々結びをした際に、全てが表に見える結び方を紹介しました。(メチャクチャ文章で伝わりにくいので、記事を読んで頂きたいです。)

www.hana-memo.com

 

今回はその次のステップというか、もう少し難易度が上がるけど、良い感じに出来るやり方の紹介です♪

ループリボンの作り方

今回紹介するのは、こんなリボンの作り方です!

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よく見かける形だと思いますが、結構難しいです。何かに差し込んだり、紐でどこかに巻き付けたりと、自作をするなら使い勝手は良いですよ。コツと一緒に紹介するので、ぜひチャレンジしてみてください♪

用意するもの

用意する物は、

  • リボン(1メートルくらい〜)幅は13ミリ〜30ミリくらいまで。
  • ワイヤー#22〜26くらい or 麻紐など1本。

これだけです!

注意点

①リボンの素材について

最初は片面サテンなどの、ザラついた面があるリボンがお勧めです。両面ザラついていても良いです。

(両面サテンでも出来ますが、最初は難易度がグンと上がります。)

 

②ワイヤーや麻紐について

ワイヤーは指定以外のワイヤーでも出来ますが、太くなる(#が小さくなる)ほど、固くて大変です。これも慣れですが。

紐は、タコ糸や市販の麻紐位の太さが良いです。特に、太いと形が崩れやすいです。

 

以上です。注意点というよりは、その方が簡単だよーっていう、アドバイスみたいな感じと思ってください♪リボンの幅も、その為です♪

 

作り方

それでは参ります!まずは作りながらではなく、一読してイメージを掴んでくださいね♪ ※説明の中で「上下」という言葉が出ますが、これは製作過程の中の話で、出来上がった際はそれが「左右」になります!

 

まず、左手の指でリボンの端から数センチ先を摘んで、その先を右手の指で硬く捻ります。

 

そして、捻って出来た重なってる部分を左手の指でしっかりと摘みます。この時、リボンの先(長い方)が表向きになる様に。

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次に、右側のリボンを一周巻いて、再び捻ります。必ず、前回捻った所と今回捻った所が重なる様にします。

 

なので、一周して前回捻った所の下に来た所で、前回捻った所を掴んでいた左手の指を少し浮かせて、捻った所の下に重ねて、再び一緒に摘んで、それから捻ります。

 

注意点としては、重ねる時に摘んだ指を浮かせ過ぎると崩れます。イメージとしては浮かせるというより、指とリボンの間に差し込む、忍び込ませる。そんな感じです。ほんの少し開くというか。

 

写真で見てみると
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↑一周して、下に重ねて

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↑再び捻る!

 

次は、向かって上(右寄り)側にループを作り、それを再び捻った所の下に重ねて、また捻ります。重ねる為に少し指を浮かせますが、前回同様、崩れない様に。
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↑ループを作って、その先を再び捻った所の下へ。そして捻る!その時、ループの大きさは、最初の丸いループより少し大き目に!!)

ごめんなさい、↑の写真は捻る前です。この後、捻って下さい。

 

すると、こんな感じで、次は反対に向かってリボンが伸びているので、また繰り返します。この時作るループは、前回(反対側)のループと同じ大きさにします!


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↑すると、こんな感じになります。捻った後の写真です。ここで作ったループの反対側にリボンが伸びている(下に垂れたやつ)ので、また繰り返します。前回のループよりは少し大きく。

 

しっかりと捻った所が崩れないように。
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後はこれを繰り返します。すると、段が増えて来ます。上下で1組のループを一段と考えます。1組のループの大きさは同じにしましょう。

 

そして、段を重ねる毎に大きくしていきます。
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そして、最後にリボンの端で大きなループを作ります。最後は捻った所の下に来ますが、上下にループを作らないので、一回分飛ばして一段作る感じです。上下のループが1つになった感じ?つまり、こうです!

↓↓
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写真で見た方が分かりやすいっすね!最後に、摘んでいる指の所をワイヤーでしっかり留めます。

 

悲しい事に、ここで崩れる人が多いです。摘みながら、ワイヤーを指の少し横にスタンバイしてスライドさせて行くと、良いですよ。

 

そして、しっかりとワイヤーを捻って留めます。
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ここまで出来れば、再びしっかり摘んで、ループを左右に動かします。しっかり一箇所で留まっていれば、綺麗に出来ます。一段ずつは、同じ方向に。1番下の段は真ん中が良いです。
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↑ループを掴んで広げます。

 

そして、1番最後に作った大きなループをハサミで切れば、
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↑こんな感じ。後は、切ったら2つの垂れになったと思いますが、それを調整して。
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完成です!少し垂れの部分に遊びを加えました。斜めにカットでもオッケーです。今回は3段で作りました。最初の真ん中のループと、最後に切ったループを入れたら、5段ですね。

 

紐だと、ワイヤーの所が変わります。固結びになる様ににしてくださいね。紐は、やってみれば分かりますが、もう一本腕が欲しくなります(笑)
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上手に作るコツ

数をこなすのが1番ですが、とりあえずは作りやすい素材と、サイズで慣れる事ですね。ザラついている方が重ねる時にズレにくいです。というより、滑る素材が崩れやすい。

 

幅も、15センチくらいが捻りやすいです。私は50ミリの両面サテンでも作れますが、やはり油断するとヤバい事になります。

 

あと、捻る時にしっかりと捻りましょう。捻った所が点になるくらい。蝶ネクタイみたいな感じですね。

 

後はループのサイズを一段毎に揃える。徐々に段を増やしましょう。決まりはないですからね。なんなら、2段でも良いです。

 

 失敗しやすいのはやはり重ねる時と、最後に留める時です。あまり無理をすると、手の平の土手の部分が つったりしますのでお気を付けください♪

おわりに

実は花屋の駆け出しの頃は山の様に作らされる事も多いです。結びの紐を素敵な物に変えたり、とても大きなループリボンを作ったり。リボンの素材も多いので、楽しいですよ。和風な物も増えて来ました。

 

慣れると1分くらいで作れます。何かプレゼントにも使えますので、機会があればやってみてください。

分かりにくい事があれば、また追加で説明します♪

読んで頂きありがとうございました♪