フローリストのいろはです!今回はタイトルの通り、ワイルドフラワーとして大変人気の【バンクシア 】を染めてみたいと思います。
バンクシアってどんな花?
まずはバンクシアについてですが、以前にも紹介してありますのでそちらを参考にしてみてくださいませ。
asunaro-flowers.hatenablog.com
所謂(いわゆる)ワイルドフラワーと呼ばれる花のカテゴリーの中でも、かなりインパクトのある花ですね。
日本でも育てる事が出来るらしいのですが、身近では見た事が無いんですよね。海外の花って感じです♪
染めるに至った経緯は・・・
そもそもなんで染めようかって話なんですけど、今記事を書いている5月、市場で色付きのバンクシアを見なくなって。
4月の半ばから、減ってたんですよね、流通。
そんな時お客さんから、【赤いバンクシア】が使いたいというリクエストを頂いた次第で、探しても無かったので色々情報を集めていると、ある人から・・・
「染めちゃえば?」
って言われたんですよね。何でも、染めたバンクシア が流通している事があるらしいのです。
ナチュラルな色の品種は多少出回ってたので、仕入れてやってみようと。
要するに、欲しい色が無かっただけですね。
長々とすみません。
染め方
とはいえ、染め方って知らないしなー。と思い、市場の人に聞いてみたら、
「スプレーで良いんじゃない?やってる所あるらしいよ」って。
普通着色する時は、色付きの液体を吸わせたりするのですが、そもそも手持ちのバンクシア は既に【ドライフラワー】だったんですよね。もう、水は吸えない状態。
筆で塗るかなーって思ってたんですが、スプレーの方が手軽だし、なんか大胆でカッコいいかも!?
って事で、赤いスプレーをホームセンターで買って参りました!いざ、スプレーです。
染めた品種
今回は二種類のバンクシア を染めてみました。
まずは【フーケリアナ】
花の下の所が少しフワフワしてる品種ですね。元の色は、上のほうがオフホワイトというか、薄っすらベージュみたいな色、下のフワフワはオレンジ系です。
もう一つは、【メンジーシー】
全体的にやや黒っぽい。下のフワフワは無いですね。色々画像を検索すると、もう少し赤っぽいのもあるようですね。
ドライの進行具合でしょうか。手元の個体はかなり黒いです。
バンクシアを染めてみた。
いよいよ、スプレーです。まずは軽くジャブ程度に、軽〜く。
【フーケリアナ】から。
一応、スプレーが花以外に当たりにくいようにして。
どんどんやって行きます!
真っ赤になりました。派手ですね。乾燥が進めば落ち着くと思います。
3本有ったので、まとめてやってみました。
多少の色ムラが有りますね。スプレーを吹き付ける量によっても、変わりますね。
逆に言えば、調整出来る幅が有るという事。
ポジティブに行きます♪
次は【メンジーシー】
こちらも少しずつ行きます。
先程より、濃くなっている様な感じですね。
真っ赤になりましたね!
乾燥後
それでは、1日乾燥させてみたので、少し落ち着いた色を御覧くださいませ!
右が【フーケリアナ】、左が【メンジーシー】です。
やはり元々の花の色の明るさで、赤の濃さが変わって来ますね。
下地の色を一回スプレーすると、色が調整出来そうです。
思っていたより、ずっと簡単に出来ました。違和感なく染める事が出来たと思います。
スプレーのコツ
色々やってみましたが、なるべく葉っぱや茎に付かない様にする事で、より自然な感じに仕上がると思います。
また、ある程度離れた所からスプレーすると、ムラが出にくいですね。
あまり吹きムラを気にし過ぎず、【全体的に薄く】を繰り返すと良いと思います。
まぁ、結構適当にやりましたけどね。今回は2回ずつスプレーしました。
割と、色ムラがある方が自然かなーって思うんですよね。
※スプレーは、使用上の注意をよく読んで、安全に、正しく使ってくださいませ。
使用したスプレーの種類
今回使ったスプレーは【ラッカースプレー】です。近所のホームセンターで買いました。
ラッカースプレーとよく一緒に並んでいる【アクリルスプレー】は試していません。
耐久性や、発色はラッカースプレーの方が良いと言われていますので。
最後に
他にも色々染められそうですね。まあ、やり出したらキリが無いとは思いますが。
本来その花の品種が持っている色を使えば、違和感なく仕上がると思います。
もし良かったら、試してみてください♪
いろはでした♪