ブーケとブートニアって何?
ブーケとブートニアって知っていますか?ブーケと言えば結婚式を思い浮かべる人も多いですよね。
結婚式で花嫁さんが持つのがブーケ。新郎さんの胸元に飾られるのがブートニア。
結婚式を挙げた事がある人、これから挙げようと思ってあれこれ調べている人なんかは、知っている事ですよね。
でも、改めて、何の為に?って聞かれると。必要とされる理由ってなんでしょう。
いわゆるブライダルのアイテムとして、ドレスやタキシードに合わせて持つ小物みたいなイメージの人がきっと多いと思います。
それ、正解なんですよね。花嫁さんに似合うのは、やはり花です。ブーケは花嫁さんの最高の引き立て役として持つ花です。ブートニアは、コサージュみたいな感じでしょうか。
ですが、本来の意味としては、もう一つのエピソードがあって、本来のブーケとブートニアはそれに由来しています。
今回は、そんなエピソードと共に、結婚式のブーケとブートニアの在り方を少し掘り下げて紹介しようと思います。
ブーケとブートニアのエピソード
昔、ある男性が女性の元へプロポーズに行きました。その時に、男性は気持ちを伝える為に花束を用意しました。これがブーケの由来。
しかし、この花束、花屋で買ったわけでは無いんですよ。諸説ありますが。
【彼女の元へ向かいながら、彼女の家に向かう道の花を集めて作って行った。】
または、【プロポーズの承認の証として、彼女の街の人が一本ずつ渡した。】
なんて言われています。つまり、彼自身で花を集めて束ねた、彼の気持ちの溢れた花束であると言われています。
それくらいの、気持ちがこもった花束。
そして、彼女へプロポーズをした時に、そのお返事として彼女が胸元に一輪の花を飾ってあげた。
これがブートニアの由来と言われています。
現代におけるブーケの在り方
エピソードから分かる通り、ブーケとブートニアは、言ってしまえば【プロポーズをした証】として、今も残っている事になります。
そのお返事のブートニアも残っている事が、素敵ですよね。
ここで、1つ大事な事。このエピソードから分かる通り、ブーケとブートニアの花は同じ花を使用します。
例えばこんな感じのブーケなら、
こんな感じのブートニアにします。
意味が変わって来ますからね。まあ、必ずとは言い切れないですけどね。花屋が作る時点で、既に違いますから。
それでも、本来の意味や、ブーケとブートニアの持つ意味を理解して作っています。
現代に於いても、私が結婚式のブーケを作らせてもらえるのは、こうしたブーケとブートニアの素敵な関係を、誰かがしっかりと受け継いで来たからです。
花嫁さんも、エピソードを知り、そんな気持ちでブーケを持ってもらえると、非常に意味のある素敵な花として思って頂けると思うんですよね。
もちろん、男性のブートニアもですね。
ブーケ(bouquet)という言葉について
ブーケって、日本では結婚式の時に使われる事が多い言葉ですよね。ですが、本来はフランス語で【花束】という意味になります。
最近ではお洒落な花屋さんは花束の事をブーケって言ったりしますからね。プチブーケとかね。
ただし、花屋で花束を買おうと思って、
「ブーケください」って言うと、高確率で
「式のお日にちはいつですか?」となります。
こういう時は素直に【花束】と注文しましょう。
そして、【フラワーアレンジメント】これもブーケの進化系と言えます。作り方が違うけど、花束をより便利に作れる感じでしょうか。
実際の結婚式のブーケも、ブーケホルダーというのを使って、スポンジに花を挿して作りますからね。
さすがに、花束くださいと言って、フラワーアレンジメントは作りませんけどね。
おわりに
ブーケの中でも【クラッチブーケ】と呼ばれる、花束の様なブーケがあります。茎を残して作ってあるブーケですね。
ある意味この形が、一番本来の意味に近いです。意味や歴史など、中身を重視する人には最適かもしれませんね♪
asunaro-flowers.hatenablog.com
なかなか持つ機会の少ないブーケですが、こんな感じの豆知識を知っていれば、例えば知人の結婚式なんかでも、より深く楽しむことが出来るかもしれませんね♪
読んで頂きありがとうございました♪