はなめも。~花屋のメモ帳~

現役フローリストが語る花と花屋のあれこれ。初心者向けにわかりやすく書いてます。花生活を始めませんか。

花屋の禁断のネタ。花を買うなら○○で買うのもありかもね。価格差があるんですよ。

都会と田舎の花の値段

フローリストのいろはです。今回はある意味、禁断のネタであり、ある意味当然の事に触れてみようと思います。

 

それは、ずばり【地方の花屋の花】と、【都会の花屋の花】の【価格差】についてです。タイトルに書いてありますけどね(笑)

 

 

先に改めて結論から言えば、都会の方が花が高い事が圧倒的に多いです。

 

もちろん、最先端のセンスや技術を有している事。また、地方から腕を磨きに都会へ行くフローリストも多い事。高い花代に見合った価値がそこにはあります。

 

当然ながら その分、より良い花の作品が手に入る事が多いのも事実です。

 

しかし、都会のテナント代や人件費が高いというのも事実であり、それが花代に加味されている事も当然あります。

 

そこを、どう思うかは人それぞれ。私は良いと思います。家賃や土地代も高いですし、総じて言えば、生活水準が高いわけですから。

 

しかし、現状として地方から都会と同じ花を仕入れる事が出来るのも事実です。

 

花束やフラワーアレンジメントなど、技術が作品に表れる商品であれば、価格差も納得できるかもしれませんが、

花を1本買う。その事については、普通に高い買い物になるかもしれません。

 

鮮度の事もあるので、家の近くで買った方が良いんですけどね。それでも、やはり価格差はあるでしょう。特に、バラなんかはハッキリと価格差が出ますよね。

 

以前、都会の方から電話で赤いバラの花束を注文された時、1本が350円~450円位で話していた時に『そんなに安いんですか?』と聞かれたことが有ります。

 

もちろん、等級や品種によって。または時期によって価格差は有りますが、場合によっては結構な価格差になります。

 

安い事が正義ではありませんし、高い事が悪いわけではありません。しかしこうした事の背景を知っておくと、何かの役に立つかもしれませんね。

 

同じ花が買う場所で値段が違う。そんなことも有ります。これが現状です。

 

背景にある事

やはり花に限らずとは思うのですが、買う場所によって値段が違うものは、時価で流通しています。そのため、仕入れた側が価格設定を自由に行えます。

 

花屋の良い所です。また、面白い所であり、難しい所です。高く設定する場合は、それなりの価値を付加しないといけませんからね。

 

また、地域の水準やブランド力もありますし、保たなければならないラインの様なものだって、当然あります。

 

お客さんによって、客層によって。色んなアプローチをしています。

 

 

田舎の花

では、地方、田舎の花の質や、商品を作る際の技術力は低いのでしょうか。答えは・・・

購入する人が決める事です。

 

ええ、そりゃそうですよね。まあ、人それぞれ重点を置くところが違いますから。

 

ボリュームなのか、デザインなのか、価格なのか。色々ありますからね。

ただ、1つ変わらない事は、仕入れる花の質はそんなに変わらない。

 

asunaro-flowers.hatenablog.com

良い花の産地が地方にある事が多いのも事実です。都会にも地方にも流通します。

また、腕が良い花屋さんも地方にはたくさんいます。

 

おわりに

なんでこんな話したんだって。そうそう、例えば工業製品はどこで買ってもそんなに変わら無い事が多いです。

 

洋服や電化製品なんて、都会のほうが安い事が多いです。もちろん都会にしかない高い物もあります。

 

しかし、花に関しては、どうでしょう。

 

この時期はとても花がたくさん売れます。1年で一番忙しいと私は思っています。母の日は1日ですが、3月の忙しさは長期戦です。

 

身近な人以外にも、親戚や、遠くの友人へ、同僚へ。新しくオープンするお店なんかも多いでしょう。

 

どこに注文してもきっと花は喜ばれます。ただ、予算的に難しいなーって思ったとき。案外、地方の花屋さんなら予算内で収まったり、ボリュームが大きい花を作ってくれることも有るかもしれません。

 

バラの花束とかね。

 

 

asunaro-flowers.hatenablog.com

 

今は物流も活発で、とても便利な時代です。都会に住む人は、敢えて田舎の、地方の花屋さんに注文してみるのもいいんじゃないかなーと思った次第です。

 

また、地方に住んでいる人は都会の花屋さんに注文してみるのも良いかもしれません。

 

実は、私もやった事があるんですよ。受け取った人以上に満足したかもしれません(笑)細かく観察して。写真を撮りまくって。エキサイトしました。

 

都会の花屋さんがダメなわけでは無いです。なんなら、勉強に行ったりしますからね。やっぱりすごい所は有ります。でも高いです(笑)

 

花を身近に感じて欲しい、私の気持ちとしては。複雑な所です。

ちょっと堅い話だったんで、くだらないこの記事でお口直しを。↓

 

asunaro-flowers.hatenablog.com

 

そんなこんなです(笑)

いろはでした♪