はなめも。~花屋のメモ帳~

現役フローリストが語る花と花屋のあれこれ。初心者向けにわかりやすく書いてます。花生活を始めませんか。

大人気の小花【アスチルベ】のドライフラワー

アスチルベについて

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フローリストのいろはです!今回は大人気の小花である【アスチルベ】という花のドライフラワーを、その魅力と共に紹介したいと思います♪

 

このアスチルベという花、人気なのに名前とか知らないっていう人の方が多いんですよね。

 

最近の小花、ナチュラルブームに乗って、その魅力が今まで以上に注目されています。ぜひ、花屋さんで見かけたら連れて帰ってあげてください♪

 

アスチルベの魅力

アスチルベの魅力は、その見た目の可愛さだけではありません。

 

1月くらいから、6月くらいまで出回る事が多いので、比較的長い期間入手可能。

また、1本あたりの価格が安い事が多いというのも魅力です。120円位から200円くらいでしょうか。春から初夏に出回るイメージですね。

 

あと、【茎が細いけど、真っすぐで割と硬い】というのもおすすめです。口の小さな花瓶でも活けられますし、もしフラワーアレンジメントを作ってみたいという人にとっては、スポンジに花が挿しやすいというメリットも有ります。

 

asunaro-flowers.hatenablog.com

 

それから、最近は染めた品種が多くなっています。通常ピンク系と白になるのですが、青や紫などに染めた花が出回っています。魅力かどうかはわかりませんが、その為ある意味カラーバリエーションが豊富と言えば豊富です。

 

もちろん一番の魅力は可愛さですけどね♪

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アルケミラという花や、スモークツリーという花なんかと一緒に。初夏の花と混ぜても良いですね♪

アスチルベ、ここがネック・・・

魅力を書きましたが、不本意ではありますが、やはり弱点も書かないといけませんよね。そんなに無いのですが・・・。

 

まずは、短い。一般的に出回る長さは30㎝前後から40cmくらいでしょうか。花の部分も含めているので、茎の長さは短い事が多いです。そのため、長い花と一緒に活けると、埋もれてしまう事が多いです。

 

そして、高温になると短命。まあ、どの花にも言えますが、気温が高いと持ちが悪くなります。気温が低いと、それなりに長持ちしてくれます。エアコンの直風が無く、涼しい所へ飾って頂くと長持ちしますよ♪

 

あと、水を下げやすい(切らしやすい)ので、萎れてきたら水切りをしてやりましょう。容器に水を張って、その中で切ります。そしてそのまま数秒待って、手早く花瓶に活けましょう。

 

大体こんな感じです。まとめると、ちょっと繊細で小柄な花。エアコン苦手。って感じですね。

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 アスチルベのドライフラワー

という事で、今回はアスチルベを逆さに吊るしてドライフラワーにしてみました。

 

asunaro-flowers.hatenablog.com

 二週間くらい、15度くらいの所で乾燥させました。まだあまり気温が高くないのでどうかな?と思いましたが。案外うまく出来たと思います。

それがこちら

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ちょっと写真の設定をミスっていたようです(笑)なんか、悲壮感が漂う画像になってます。

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もう一枚はこんな感じで撮れてました。ちょっとだけ明るくなってます。

見ての通り、花の部分が(穂の部分)が乾燥して小さくなってます。

 

どことなく、秋のススキの様な雰囲気も有りますね、茎はしっかりと硬いので、色んな事に使えそうですね♪

 

おわりに

本来、脇役として花のボリュームを出すのに一役買っている事が多かった花ですが、最近の小花ブームでアスチルベだけのクラッチブーケなんていうのも人気のようですね。

 

今まで脇役だった花が注目されて、脚光を浴びるというのは、私はとても嬉しく思います。結婚式でも良く使いますが、今までは【安っぽい花】って思われることも有ったんですよね。

 

またこれからも、そんな花が生まれる事を願うばかりです。私達人間も、そうあると良いですね。なんて思いまして。

 

読んで頂きありがとうございました♪

いろはでした♪

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