ホワイトスターについて
フローリストのいろはです♪
今回は5枚の花弁が星型に広がっている、【ホワイトスター】という花の魅力を紹介していきます。
なんとも浪漫が溢れる名前です。そして、本当に綺麗な星型ですね。何故かはわかりませんが、自然の神秘ですよね。
ところで、ホワイトスターと呼ばれるこの花ですが、ブルースターという、色違いの花も有ります。
本当は大きい括りで【オキシペタラ(ル)ム】って言う名前が付いていて、その中にこのホワイトスターやブルースターが有るんですよね。
でも、花屋でも通常はホワイトスターやブルースターと呼んでいますので、切り花を買う時は難しい言葉を覚える必要はありません。ただ、花苗を購入する際にはオキシペタラムと表記してある事が多いです。
そして、ブルースターも有ると言いましたが、どちらかと言えば、見る機会としてはブルースターの方が多いかもしれません。
少ないですが、ピンクもあります。
どの花も、とても可憐で可愛らしい、大人気の花です。ブライダルにも引っ張りダコですね。
近年の小花ブームに乗って、今まで以上に人気が高まっています。
ホワイトスターの特徴【白い液】
これはブルースターにも共通した特徴になります。
この花は、よく出回る身近な存在の花ですが、ちょっと変わった特徴が多いです。
まず、特徴として挙げられるのが、切り口から出る白い液です。
木工用ボンドをサラサラにした様な液が出るのですが、これが。もう、本当に結構出るんですよ。
人によってはかぶれる事も有るので、注意が必要です。切り傷に付くと痛痒い時もあります。
黒い服だと、染みにもなります。
ウルシなんかも、かぶれますよね。植物の防衛本能でしょうか。
観葉植物のゴムの木や、一部の芋も、同じような液が出ます。苦手な方は気を付けて楽しんでください。
独特の質感
もう一つ特徴として、【少し毛羽立ったような手触り】の独特の質感を持っています。
パリっとしない、柔らかい感じの質感です。そして、花はプリンと咲いています。
ブバリアという花にも似ています。
言葉で伝えるのは本当に難しいと、痛感します。
ぜひ、花屋で本物を見て欲しいと思います♪
そうそう、何となく色や形が【ジャスミン】の花に似ているとお客さんに言われたことが有ります。ジャスミンは入手が非常に困難な事が多いので、似たような花を探している方にもお勧めです。
特殊な水揚げ
この花は、切り口から白い液が出るのですが、それが水の吸い口を塞ぐ事があります。
その為、バーナーで茎を二センチくらい焼いたり、切ってから少し放置して、ティッシュで拭き取ったりしてから水に浸けます。
ただ、私の経験では最初に花屋に入荷した時に、しっかり水を吸わせてあれば、家庭では水切りで大丈夫な事が多いです。
asunaro-flowers.hatenablog.com
しばらく経って、様子を見て。ダメそうなら火で焼いたりすると良いと思います。
茎の切り口以外は焼かない様に。しかし、しっかりと焼く事で水を吸う様になります。
まとめ
と言った感じで、少々面倒な花ですが、割と年中出回っていて、価格も手頃な感じです。
一本が150円から250円くらいでしょうか。冬は少し流通が減るので、若干上がるかもしれません。
とはいえ、何にでも相性が良く花持ちも悪く無いので、お勧めの切り花です。
肌が弱い人はちょっと注意が必要です。もし頂いた花束の中に入っていた時は、手袋をして扱ってください。
ちょっと変わった特徴を持っている花という事でピックアップしてみました。
読んで頂きありがとうございました♪
いろはでした♪