はなめも。~花屋のメモ帳~

現役フローリストが語る花と花屋のあれこれ。初心者向けにわかりやすく書いてます。花生活を始めませんか。

ウエルカムボード用の花の作り方 裏技編~ドライフラワーで作品作り~

ワンタッチで取り外し出来る花の作り方!ドライフラワーや造花にもお勧め♪

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フローリストのいろはです!今回はドライフラワーを使った作品作りに役立つアイデアとして、簡単に出来る裏技を紹介します♪

 

 

ウエルカムボードの角とか、マイクスタンドなどのポールとかに花が付いているのって見た事ありませんか?

 

あれは、ワイヤーを使ったりして色々な手間を掛けて作ってありますが、今回は、それを簡単にしてしまうやり方の紹介です。

 

平べったく言えば、簡単に何かのボードやポールに花を付ける方法の紹介です。

 

と言っても、御自宅にある物でも付けれる所は沢山ありますし、自作のドライフラワーの飾り付けとしてもお勧めです。

 

どんなものなのか、想像が付かないと思いますが、簡単なので是非やってみてください♪

 

用意するもの

用意するものは、全部で3点です。

①アクセント

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今回の主役です。

こんな感じのスポンジがプラスチックの枠に付いてるやつです。花屋で売っています。

 

一箱6個入りで、プラモデルのパーツみたいに、くっ付いています。

 

これは、松村工芸さんという資材屋さんが作っている商品です。

 

花を挿すスポンジを様々な用途に展開させたアクアファミリーというシリーズの中の1つです。他にも有りますが、どれも非常に便利。

 

②目玉クリップ

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目玉クリップです。大きさはこの位のサイズです。100均にも三個入りとかで売ってますね。

 

③ワイヤー#24 

アクセントとクリップを留めるのに使います。長さは50センチくらいあれば。

 

 

これらを使って作ります。

手順としては、クリップとアクセントをワイヤーで くっ付けて、アクセントに花を挿す感じです。

 

土台の作り方

では、これらを使って花を挿す土台を作っていきます。

 

まずはアクセントとクリップを重ねて、ワイヤーで留めます。

 

クリップの穴にワイヤーを巻いて、アクセントの耳の部分の縦長の穴に通します。

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そのままクルクルと回して固定します。その後ワイヤーを切らずに、同じ縦長の穴の中の反対側も同様に留めます。

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そして、ワイヤーを切らずに下まで引っ張っていき、今度はアクセントのまだワイヤーを通して無い方の長方形の穴にワイヤーを通します。

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この時、ワイヤーは必ずクリップのハサミの中を通します。また、対角線を結ぶ様にワイヤーを引っ張ります。

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そして再び縦長の穴の反対側にクルクル巻いて元に戻ります。

 

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いやー、本当に説明が下手ですいません。要するに、クリップとアクセントがくっ付いていればオッケーです。

 

注意するのは、クリップが開く様にしてね。って事だけです。

 

花を挿す

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この様に、クリップなので何処にでも取り付け可能です。

 

あとは、スポンジに好みの花を挿していきましょう。一応注意点として。

 

  • スポンジは何回も抜き差しすると崩壊します。

 

  • 下から上に挿す時は接着剤を使う(後からでOK)挿した花が不安定な時も使う。

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  • 出来れば、クリップで挟んだ状態で作る。(開き具合で作品に角度が付きます。大きく開くと、平面に対して浮きます。

 

  • スポンジが厚ければ薄くして良い。

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こんな感じです。

今回はボードの角に付けようと思って、L字型にしてみました。

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丸くしても良いですし、真ん中に付けるなら、髭みたいに両サイドに伸ばしても良いですね。 

 

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とにかく簡単に取り外しが出来るのがメリットです。ボードとかに穴を開ける必要も無いです。

 

おわりに

このアクセントは、ワイヤーを通して何処かに括り付ける事も出来る優れものです。ワイヤーであれば、クリップでは挟めない様な厚い物にも使えます。

 

じつは水に浸けて、生花のフラワーアレンジメントも作る事が出来ます。しかし、挿す面積が狭いので、熟練の技が必要です。極めると、本当にどこにでも取り付けが可能な万能選手になります。

 

このアクセント、スポンジはまだまだアイデア次第で無限の可能性があります。

 

ぜひ、何か面白い使い方を探してみて欲しいと思います。

 

いろはでした♪