アジサイの切り花について
今回は紫陽花(アジサイ)のドライフラワーについての紹介です♪
アジサイと言えば、日本では梅雨の時期、初夏の頃に咲く花というイメージがありますね。
庭や近所の公園など、どこか身近な所に植えてあって、毎年咲くのを楽しみにしている方も多いのではないでしょうか??
ガーデニングとしても人気のアジサイですが、切り花の場合はオランダやニュージーランドからの輸入が盛んです。
そのため、一年中なにかの種類が出回っているんですよね。
国産も有りますが、輸入に比べると、時期と流通量が限られているのが現状です。綺麗ですけどね。
季節を問わず、花屋でよく見かける様になったのは輸入のお陰ということになります。
アジサイの魅力
アジサイは、一本が1000円以上する事も当たり前で、2000円を超えることもよくあります。そんなに高いのに人気な理由は、やはりボリューム感だと思います。
花束でもフラワーアレンジメントでも、アジサイが一本入ると、それだけでもボリュームがアップします。
また、作り手としては、そのボリュームが隙間を大きく埋めてくれるというメリットもあります。ですので、花屋でも人気です。
細かく切っても、塊として使えるので、同じボリュームを出す花でも、カスミ草 なんかとは違い、スカスカした感じにならないのが特徴です。これはドライフラワーでも同じ事が言えますね。
花がギュッと詰まった様な作品には大変重宝します。
アジサイのドライフラワー
そんなボリューム満点のアジサイですが、実はきれいにドライフラワーになってくれる品種と、なってくれない品種があるのを御存知でしょうか?
あくまで、自然に吊るしておいたり、そのまま飾り続けた場合の話です。
一本が高価なアジサイを、『ドライフラワーにしようと思って買ったのに!!』なんて残念な事にならない様に、参考にしてみてください。
きれいにドライにならないアジサイを吊るしておくと、かなり残念な姿になっちゃいます・・・。
ドライフラワーになるアジサイ
まずはドライフラワーになるアジサイとして、1番お勧めなのが【アナベル】というアジサイです。
このアジサイは、出始めの頃はフレッシュな感じでドライにはなりません。
しかし、後半に出てくるカサカサした感じのアナベルは、非常に簡単にドライフラワーになってくれます。
なんなら、流通の段階で、既にドライフラワーになりかけの時もあります。
そして、なんと・・・。
アジサイにしては価格が安い!!一本が300円くらいから流通します。ボリュームもあります。
8月頃からよく出回るので、夏に買い貯めすると重宝します!
自然に色が抜けて行って、最後は
こんな感じになってくれます。
※フレッシュとドライの見極めが必要なので、花屋で買う時は一応、ドライフラワーになるかの 確認をお勧めします。
また、同じ様なフレッシュの後にドライが出回る品種として【ミナヅキ】という花もあります。
次にドライになるアジサイは、世間からは【アンティークアジサイ】とかって呼ばれる、少し乾いた手触りのアジサイです。【秋色アジサイ】なんて呼ばれたりもします。
こんな感じのアジサイです。青や、グリーン、赤系もあります。
↑こんな感じに色褪せて行ってくれます。色が混ざっていて、全体的に霞んだ様な品種です。全体的に、明るい色より暗い色の場合がほとんどです。
基本的に高価な品種が多いので、ドライフラワー用として買うとコスパは悪いかもしれませんが、生花としても非常に長く楽しめます。
主に秋冬に出回ります。徐々に色褪せていき、最後は茶色になります。
やはり、見た目と触った感じで判断する事になります。
まとめると、ドライフラワーになりやすいアジサイは、生花の段階でかなり乾いた手触りとなります。茎も固い感じです。あと、暗い色が多いです。
ドライフラワーにならないアジサイ
という事で、ドライフラワーにならないアジサイは、瑞々しくてフレッシュな感じのアジサイになります。
こんな感じの、綺麗な均一の色味の花は難しい事が多いです。水色もピンクも、単色の物はなりにくいという事が言えます。
触って比べるとわかりやすいのですが。。
プリザーブドフラワーのアジサイ
アジサイのドライフラワーであれば、いっその事、既製品を買ってしまうのもアリだと思います。
生花も高いですからね。ケースで2000円くらいから出回ってますよ。
綺麗に着色してあるので、ハーバリウムとかはこの方が良いかもしれませんね♪
おわりに
という事で、何が言いたいかっていうと、繰り返しですが、きれいにドライフラワーにならないアジサイもあるので、気をつけてくださいね〜。という事でした。
せっかく頂いた花とかでも、普通にフレッシュなアジサイをドライにすると、かなり残念な姿になってしますんですよ・・・。確実なのは花屋で、確認する事です。
以上、いろはでした♪