ドライフラワーとしてのモス(苔)
今回紹介するのはモス、日本語でいう苔のドライフラワーです♪
苔と言えば日本の国歌にも使われるくらい、私達にとっては馴染みのあるものですね。田舎の方では岩についていたり、梅などの樹木の枝にも付いていたりします。
最近では箱庭を作る際にも人気があって、独特の風情が見る人の心に触れるような感じでしょうか。
ドライフラワーとして出回る苔も、それと同じように和風っぽく使う事が出来ます。
しかし、色がきれいに染めてあったり、質感がフワフワしている物があったりと、様々な用途で使い分けができるように出来ていますので、洋風な雰囲気で使う事も非常に多いです。
海外でも人気なんですね♪
今回はその中でも、フワフワでかわいくて、よく使われるアイスランドモス(フィンランドモス)について簡単な使い方と共に紹介していきたいと思います。
モスの使い道
最近ではハーバリウムでも使われるようですね。フワフワで難しそうですが・・。
モスが最も多く使われているのは、アレンジメントを作る際のベース隠しです。
ベース隠しとは、器にスポンジをセットして花を挿す際のスポンジの部分を意味します。
モスを使ってベース隠し
例えばこんな感じの容器にドライフラワーでアレンジメントを作ろうと思ったら、
こんな感じでスポンジをセットして花を挿します。
しかし、このまま花を挿していくと。
こんな感じで足元のスポンジが丸見えで、なんか切ない・・・。
そんな時にモスを使って隠してやる事が出来ます。
方法はとっても簡単です。そのままグルー(糊)で付けてしまっても良いですし、ワイヤーを使うともっとスマートに作る事が出来ます。
グルーは手に付いてしまいますからね。手にモスが付くと色々困りますから。
手順①
まずは#24くらいのワイヤーをUの字に曲げて何本か用意しておきます。
手順②
スポンジの上にモスを置いてみます。今回は2色使って見ます。
手順③
先程のUの字に曲げたワイヤーを挿してモスとスポンジを固定します。上から挿すだけで良いです。
たったこれだけです。ワイヤーの数や場所はモスが取れない量でOKです。この位の量なら7本くらいかな?
注意点としては、ワイヤーが隠れるくらいの深さまで挿すこと。しかし、一番奥まで挿すとモスが潰れてしまうので、取れない範囲で軽めに挿すことが大事です。
あとはこの容器に先程の花を挿して完成です。
まあ、便利ですよね。このベース隠しというのは花を扱う中で非常に重要な事です。ちゃんとベースを隠してあるかどうかは、その花屋のステータスだと私は思います。
その他に、流木なんかに付ける事もあります。こちらはグルーで付けていきます。
多肉植物が付けたかったのですが、手頃なものが無くて花を使い回しました(笑)
ただの流木に、アクセントとしていかがでしょう。
流木等に花を付けたりする際は、何かこういった土台が無いと不自然になります。例えるなら食卓の上に直接白米が乗ってる感じです。
葉っぱや木の実などは良いのですが、花の頭だけっていうのは、あまり見ない光景だからでしょうか。良い例えが無いなあ・・・・と。
おわりに
モスは他にもシート状になっているものや、パネルとして販売されているものも多数あります。
フレームにモスとドライフラワーを張り付けて販売したこともありますが、これがなかなか人気でした。
ガラスに詰めて箱庭風に楽しむのもお勧めです。種類が多いので、また何か違う形で紹介していこうと思います♪
いろはでした♪