はなめも。~花屋のメモ帳~

現役フローリストが語る花と花屋のあれこれ。初心者向けにわかりやすく書いてます。花生活を始めませんか。

もう安心。たった一手間で、生花を安全に持ち運ぶ方法。切り花は水が命!

水を切らさない生花の運び方

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フローリストのいろはです!今回は花の運び方について、ベストな方法を紹介しようと思います!

 

花をプレゼントしに行くとか、ちょっと遠いお墓まで持って行ったりとか。

 

移動に30分以上掛かるような時に、水から出してそのまま何もせずに運んじゃうのって大丈夫かな?って思いませんか?

 

もちろん、とても良くない事です。

 

本当は花によっては10分くらいでも条件次第では危うい花も有ります。

 

水を切らせてしまって、そのまま気付かずに花瓶に入れて翌日には萎れていたなんて事、よくある事だったりします。

 

その時は良く見えても、既に水を吸えない状態になっていることもあります。

 

そんな時に役に立つ内容となっております。とっても簡単な方法ですので、ぜひ覚えておいて欲しいなあと思います。

 

※御存知の方にとっては当たり前の内容となっております・・。

 

花の水処理

ちなみに、花の足元に水を含ませることを水処理とか言ったりします。この水処理ですが、究極はやはりバケツに浸けたまま運ぶ事です。

 

でも、まあ、普通に考えて知人の家に花を持って行く時

 

バケツに入れて運ぶのはちょっと無理がありますし、茎が水浸しの花を渡すのはスマートじゃないですね(笑)

 

そんなときは、水を含ませた何かを茎に巻いてやる事で、それがバケツに水の代わりになったりします。

 

用意する物

用意する物は、

  • ティッシュまたはキッチンペーパー数枚
  • ビニール袋
  • アルミホイル

これだけです。あとは花を切るハサミですね。アルミホイルは無くても良いですが、有った方がベターです。

 

手順

まずは茎を切ります。新しい切り面を出せば良いので、薄く切ってOKです。

ただし、必ず斜めに切りましょう。切り口の面積を広くする為です。

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次に、この切り口にティッシュ等を巻きます。必ず切り口に触れるように巻きましょう。数枚使います。

 

長時間の場合はかなり多めに巻きます。到着までに乾かない様に。普通無い事ですが。

 

それぞれの花の切り口が外側を向くようにすると、確実です。

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そしてそこに水を掛けます。ティッシュ等が水を吸えば良いので、霧吹きでも何でも良いですが、速めに行います。

 

切り口に乾燥したティッシュ等を付けていると、逆に花の水分を吸い取ってしまいます。ハングリーですね。

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次は袋を巻いて水がこぼれない様にします。そうなんです、これ以降、逆さにしちゃだめって事です!!

 

何でこんな事 言うかって、花束を逆さにして持つ人が異常に多いんです!!

基本的に花束も水処理は同じ構造です。

 

資材は多少違いますが、同じ理屈です♪ 見掛けたら教えてあげたくなりますね。

誰か、その持ち方を教えたのでしょうか・・・

 

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あとはその上からアルミホイルを巻いてやります。理由は、袋が破れない様に保護するのと、袋と茎をアルミホイルで固めることで、茎と袋の隙間を埋める為です。

 

茎より袋の方が大きくてブカブカしますからね。ズボンのベルトみたいな役割でしょうか。

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こんな感じで、完成です♪

 

あとは紙か何かで花を巻いて完成です。余談ですが、花束のラッピングというのは本来は花の保護のためと言われています。

 

花の部分もしっかり巻いて、花がこすれない様にしてやることが大切です。

 

これで安心。色んなところへ、色んな人へ。安全に花が運ばれますように♪

いろはでした♪