生花のコサージュの作り方
今回は生花を使ったコサージュの作り方の紹介です。バラを1本使って、簡単なコサージュを作ります。コサージュは【ワイヤリング】というテクニックが必須になります。
以前紹介した【ドライフラワーのワイヤリング】と基本的には一緒ですが、以下の注意点があります。
- 茎に保水用としてティッシュを巻く。
- 生花なので水切れに注意。
- なるべく寒い所で行う。(暖房直風はNG)
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まあ、あまり難しく考えず、ドライフラワーよりはもう少し繊細に扱ってね。という事です。では参りましょう♪
用意する物
・バラ1本(枝分かれしてない一輪だけ付いた真っ直ぐなタイプ)
・フローラルテープ(好きな色)
・ティッシュ(何でもOK)
・リボン(12~15センチ幅前後)サテン生地
・ワイヤー#24、20(裸ワイヤー 何も巻いてない鉄が剥き出しのやつ)各一本
以上5点です。ワイヤーはホームセンターまたは花屋等、フローラルテープは花屋か通販でどうぞ。
STEP1 茎をカット
最初に花の茎を切ります。花の頭から5~6センチくらいの所をカットしますが、この時、非常に大事なことがあります。
それは、茎を必ず斜めにカットするという事です!これはなぜかというと、切り口の面積を広くするためです。
このようにまっすぐ切るのと、斜めに切るのとでは切り口の面積が全然違いますよね。
ここにティッシュを巻いて、そこから吸水するわけですが、面積が広い方がより多く吸水できるのと、ティッシュを巻いた際に、より茎にピッタリと付ける事が出来ます。
平らな面だと、下から包み上げるように巻かないといけません。
STEP2 ワイヤーを巻く
次にワイヤー#24を茎に巻きます。画像の様に横向きに貫通させてから、下に向けてクルクルと巻いていきます。茎にピタッと付いている方が良いのですが、乱暴にすると茎が裂ける事があります。優しく扱いましょう♪
STEP3 ティッシュを巻く
次に、茎とワイヤーを一緒にティッシュで巻いていきます。なるべくワイヤーが隠れるように、上から巻きましょう。
ティッシュを割いて使用します。
ここで注意点!!茎の切り口には確実に巻き付けましょう!隙間なく巻きましょう。ここがライフラインです。
STEP4 フローラルテープを巻く
次にフローラルテープを巻き付けます。引っ張ると粘着面が出るという特殊なテープです。これを上から下に向けて巻いていきます。最初茎に対して直角に数回しっかりと巻いた後、斜めにして下に向けて巻いていきます。
ここで注意点!一番上のティッシュの部分は、画像の様に少しだけ露出させましょう!
全部をテープで巻いてしまうと、ティッシュが吸水しにくくなります。ここを残すことで、水がしっかりとティッシュに伝わり、茎まで水が届くようになります。
STEP5 水に浮かべる
ここで一旦、水に浮かべてテッィシュに吸水させてやります。そのまま水に入れればOKですが、花全体をドブンと付けるのはNGです。カピバラさんの入浴の様に、優しく浸けて、そっと浮かべましょう。1分も浸ければOKです。
STEP6 補強
このままだとワイヤーで作った茎の部分がフニャフニャしているので、ワイヤー#20を使って補強します。
ワイヤーにテープを巻いてカットしたものを、長さをそろえて二本用意します。それを茎に沿わせて、もう一回まとめてテーピングします。骨折した時のギブスの様なイメージです♪
実際は上から巻いてます。分かり易くするためにわざと上は巻いてません。この時もティッシュの部分は残しましょう。
STEP7 リボンで装飾
これでも完成と言えば完成ですが、茎がちょっとカッコ悪いので、リボンで巻きあげていきます。
まずはリボンをUの字にして茎の下に合わせます。
そしてリボンの端を最初は直角に一回巻いて、斜めにして上に撒きあげていくのですが・・・
こんな風に下がはみ出てしまします。なので、最初に巻き始める時に、一旦Uの字の【U】の下のところを谷折りにします。
するとピタッと巻けます。あとは上まで巻きあげたら、
一番上を余裕を持って長く大きく巻きます。そしてその大きな輪の中にリボンの端を差し込みます。
そして先端を上に向かって引っ張って、キュッと閉めます。引っ張り過ぎると茎だけになりますので、ほどほどに。
上手くいかない時は、とりあえず動かなければ良しとしてください。茎の太さが一定ではないので起こる現象です。気になる方はワイヤーを多めに補強して、茎の太さを均一にするとしっかり留まります。
そして仕上げにリボンを結んで完成です♪上手なリボンの結び方はこちらもどうぞ♪
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保管について
基本的に、水の量が少ない事になるので、なるべく気温の低い所で、ティッシュの水分が蒸発しないようにすると長持ちします。といっても、作った日と、次の1日が限界でしょうか。このサイズなら冷蔵庫も入りますね。
また、ティッシュの部分に霧吹きをすることで水を追加できます。上手くやれば2~3日は行けると思います。前日に作った場合は、夜と次の朝に霧吹きしましょう。
おわりに
・・・で?いつ使うの?って感じですが、そうですね・・・。よく使われるのは結婚式ですが、ちょっとしたプレゼントに添えても素敵です。一輪の花束の小型版の様な感じで、自作ラッピングの箱の中とかに入れるとお洒落になります。
実は、生花の花冠もこうやって作られています。もっと小さなスプレーバラをワイヤー#26とかで、ひたすらワイヤリングして、それを太いワイヤーに付けていきます。
今回のコサージュはバラ一輪でしたが、数種類を同じように組み合わせて作る事も可能です。
良かったら挑戦してみてください♪
いろはでした♪