青いバラ(染め)をドライフラワーにしてみた
フローリストのいろはです!今回紹介するのは、以前別の記事でも紹介したこちら!
asunaro-flowers.hatenablog.com
この青いバラのドライフラワーです!何とも大胆ですね。一輪のバラに人の手を二度も加えるなんて、もはや何でもありな感じです。この青いバラをドライフラワーにしようと思ったきっかけが色々あって
- 意外なほど長持ちするから。
- 強いバラを使用して染めたバラを作るので、ドライ加工も耐えてくれるのでは?
- いやいや、どうなっちゃうの?
- 染色液を水分として吸ってきたなら、ドライで水が抜けたらまさか白く・・・?
- 余っちゃった。
っていうのが主な理由ですね。思った順は下から上に進みますね。なかなか手に入らないし、ちょっとお値段のするこのバラ。今回はスプレーバラも一緒にやってみましたよ!
ドライフラワーにする方法
今回はいつもに増して、確実な方法を選択してみました。基本はスワッグ(逆さに吊るす形)なのですが、それに加えて置き場所として、非常に緩やかな風が当たり続ける場所(葉が揺れない程度)を用意しました。
また、切り花の処理として茎を半分くらい短くし、葉っぱも下の方は落としました。花に含まれる水分を少なくする為で、要は花全体の水分量を減らす事で、より早く完成に近づける為です。
これは他の花にも応用可能なテクニックなので、ぜひ覚えておいてください。生活空間には塵や埃も多く、湿度の変化も多いので、やはり傷んだりするのは否めません。虫が付くこともあります。そう言った観点からも、加工時間は短い方が良いと思います。
注意点
以前の記事でも書きましたが、切り口から青い水が滲みます。まずはお水からバラを出したら、汚れても良いタオルやティッシュなどで茎の水気をしっかりと拭き取りましょう。出来栄えに関係はありませんが、手が青くなります。
また、万が一スワッグしている時に水が滴り落ちても大丈夫なように、床に何か敷いておけば安心です。
ドライになった青いバラ
では、いよいよ登場!染められた青いバラのドライフラワーがこちら!
上手くいきました!スプレーバラも一緒にきれいにドライフラワーになりました。
製作時間は約3週間。条件としては湿度60~75%、気温は12度~20度といった感じです。カビ防止も兼ねて、非常に弱い風で部屋の空気を回していました。窓は夜以外は開けっ放しですね。
もう少し湿度の条件が良ければ、もっと早く完成したかもしれませんね。それにしてもいかがでしょう。
こうして まっすぐに持っても余裕なくらい茎もカチカチになりました。そして花はもちろん、茎や葉っぱも しっかりと青いままですね!ただ、やはりかなり小さくなりましたが・・・。
バラはドライフラワーにすると基本的にはちょっと色が濃くなります。赤いバラのように特に濃い色のバラなんかはドライフラワーにすると黒っぽくなってしまうのですが、不思議とこの染めたバラはなりませんね。
理由はわかりませんが、ラッキーな気分です♪
おわりに
今回は結構ハイリスクな試みでしたが、無事上手く出来ました。むしろ今まで作ってきたバラのドライフラワーの中でも、かなり状態もよく見栄えも良い物ができました。これなら安心して挑戦してもらって大丈夫かなと思います。
なかなか出会う事のない、ちょっとレアなバラなので試す機会も少ないかもしれませんが、機械があればやってみてください♪
いろはでした♪