はなめも。~花屋のメモ帳~

現役フローリストが語る花と花屋のあれこれ。初心者向けにわかりやすく書いてます。花生活を始めませんか。

フラワーアレンジメントの簡単な作り方

フラワーアレンジメントの作り方

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今回はフラワーアレンジメントの簡単な作り方について紹介したいと思います。花束を頂いたり、お気に入りの花を買って帰ったりした時に、知っておけばきっと役に立つ、そんな内容になっていると思います。

ところで、フラワーアレンジメントって知ってますか?ざっくり言えば器に花が盛り付けてあるやつです。花束ではなく、カゴとかに入ったやつですね。多くはカゴの中に水を吸ったスポンジが入っていて、それに花が刺さってます。カゴの中にお水が張れるので、そのまま水を継ぎ足しながら楽しむ事が出来るんですよね。

 

なかなか素人には難しそうって思うかもしれませんが、自宅で楽しむ分には自分が気に入ればそれでOKです。花瓶に飾るのと一緒です。気軽に挑戦してみてください。

 

用意する物

  • 器(お水が張れるもの)
  • スポンジ(吸水性のスポンジ)専用の物が売ってますのでそれを使う。
  • はさみ

これで作れます。花瓶の代わりに容器とスポンジが有れば作れます。容器も、もし水を貯めれないものであれば、その上にセロファンを敷いて水が漏れないようにすれば大丈夫です。では、さっそく作ってみましょう♪

 

制作編

器を用意します

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今回は家に有ったこの木の容器を使ってみようと思います。このまま使うと水がこぼれてしまうので、中にセロファンを敷いて水がこぼれない様にして使います。

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こんな感じでちょっと大きめに敷いておきます。一応2枚重ねました。花の茎がスポンジを貫通してしまった時に破れてしまわない様に。

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スポンジを用意します。お水を張ったバケツにそっと浮かべて水を吸わせます。そうやって自然に吸水するのを待ちます。決してお水を上から掛けてはなりません。これは必ず守りましょう。

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スポンジをカットして容器に入れます。カッターでも包丁でも何でもいいです。スポンジを丁度良い大きさにしましょう。この大きさについて高さが気になりますよね。器の高さより高くても良いし、低くても良いです。デザインによって違います。低い場合は3センチくらいは欲しいですね。挿した花が安定すればOKです。

 

花を長く使うなら深くないと倒れます。また、容器より高くセットすると、器に対して真横にさせます。低くセットすると、上に向けて挿すことになります。ただ、このスポンジは見えたら超かっこ悪いです。高くすると隠すのが大変になりますね。悩ましい所です。

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おわかりでしょうか。器より若干スポンジを小さくしています。隙間が有りますね。これは失敗では無くて、水を貯めるスペースを稼ぐためです。これはとても重要です。スポンジがグラグラしない程度に作りましょう。

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セロファンをきれいにカットします。見えても良いような素敵な柄であれば、残すのもありです。今回は迷ったので微妙に残しました。切り過ぎると本来の意味を成しません。ちょっと余裕をもって切りましょう。

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今回はこんな感じの花を選びました。カラフルに、元気が出そうな色でまとめました。コスモスがとても綺麗だったので、その色に合わせて。

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まずは何となく葉っぱを挿しました。蓋の部分できれいに見えるように動きを付けて。花の挿す深さの目安は今回は2センチくらいでしょうか。デザインによって違いますが、最低2センチは挿したいところです。スポンジを貫通しない範囲で深く挿してあるのはOKです。あまり深く挿しすぎるとスポンジの中で茎同士が当たって困ってしまうことも有ります。

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今回はまっすぐ挿していきます。丸いシルエットにする時は放射状に挿していきます。最初は簡単にまっすぐ挿して、埋めていくのが楽しいかもしれません。どんどん挿していきます。

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モリモリにしました。ちょっと盛り過ぎました。作り終わってからは水を入れておきましょう。凹凸を付けても良いですね。

挿す際の注意点として、一度挿した花を抜くと、スポンジに穴が空きます、そこにもう一度挿すのはNGです。特に大きい穴にそれより細い茎を挿すと留まらないです。そして穴の中で宙ぶらりんになった茎は、スポンジと接していないので水を吸いません。萎れてしまします。

ちょっとわかりにくいですが、要は茎の切り口=水を吸水する面がスポンジと接するようにしましょうという事です。

 

おわりに

これで完成です。スポンジの代わりに剣山を使ってもOKです。花瓶に活けるよりも花が自由なところに留めれるので、色々やってみたら楽しいと思います。

 

夢中になって、花がバケツから出された状態が長引くと萎れてしまいます。水切れには注意しながら作りましょう。昔は器の口に木をはめて格子状にして、花を留めていたと聞いた事が有ります。活け花ではその手法はまだ使われています。

 

何かちょっと変わった飾り方をしてみたいという方に、参考になれば幸いです♪

いろはでした♪