千日紅のドライフラワーについて
フローリストのいろはです!今回紹介するドライフラワーは【千日紅】です。丸い花がとっても可愛らしい、古くからガーデニングでも大変人気の小花です。
ドライフラワーでもとてもかわいいのですが、生花としてもその魅力がぎっしり詰まった花なので、ぜひドライにする前は生花で楽しんでみてください♪
千日紅ってどんな花?
春先から冬くらいまで、かなり長い期間出回っています。花の持ちも良いので、何かと使いやすい花ですね。切り花としては、あまり長さが無いのが特徴です。40センチくらいでしょうか。もっと短い状態で出回る事の方が多いかもしれません。特に真っ赤な【ストロベリーフィールド】と呼ばれている品種は短い状態で出回ることが多いです。
ちょうどこの小花達の中に入っている赤い花ですね。写真ではわかりにくいですが、カサカサした感じの花です。なかなかこのサイズでこれだけ目立つ花はありません。
千日紅は花もちが良い事から、プレゼントにはもちろん、仏花(お悔やみの花)として使われたりもする、万能選手です。
カラーバリエーション
先程の白や赤以外にも、ピンクやラベンダー色などが存在します。赤寄りな色味が多い品種になります。色によって花の持ちが変わったりすることもありません。茎が細い割にはすぐ折れてしまうようなことも無いので、非常に扱いやすい花といえるでしょう。
こちらはピンク色ですが、もっとはっきりとした濃い色のピンクも出回っていたりします。
千日紅のお値段
実は一本ずつ販売されている品種と、スプレータイプで販売されている品種があります。写真のように一株そのまま切り取ったような姿がスプレータイプになります。
一般的にスプレーという言葉が花の名前の先に付く場合は、種枝分かれして花が沢山ついている形状の花を指します。ただし、それは同じ品種内で一本につき一輪咲いている花が存在する場合に限ります。
バラはスプレーバラが存在しますが、カスミソウはスプレーかすみ草とは呼びません。
千日紅は両方が存在します。ただ、最近は一本売りされているのは ほとんどが赤いストロベリーフィールドです。
- ストロベリーフィールド・・・一本が50円から80円位
- スプレータイプ・・・250円から500円位(ボリュームによってかなり差があります)
大体の相場はこんな感じです。ガーデニングで人気という事は育てやすいという事。各地で切り花として栽培されているので、比較的安定した値段で購入できると思います。
ドライフラワーになった姿
数日間逆さに吊るして作った姿がこちらです
見ての通り、あまり色が抜けずにきれいに残っています。花のサイズも水気が抜けて小さくなるという事もありません。先程書きましたが、もともと花の部分はカサカサした感じです。あまり水気の無い花なんですね。その代わり、茎や葉っぱは水を切らしやすいです。水中で茎を切る【水切り】というのが推奨されています。
注意点
花の部分が散りやすいです。また、一か所散り始めると、どんどん周りも散っていきます。そして、一部でも欠けてしまうと、可愛さも同時に散ってしまいます。花はかわいいのですが、あまり撫でたりしない様にしましょう。気持ちはわかりますが。
あと、茎が細いので、自然に立てていると茎がしなるように曲がってしまい、折れてしまいます。しっかりドライに乾燥させた後は茎も硬くなるので大丈夫です。
焦らず、じっくりと乾燥させましょう。
おわりに
今日は大変かわいくて、値段も手ごろな千日紅の紹介でした。小さい花だけ集めて飾ってみても楽しいですね♪ガーデニング用の苗も大変手頃な価格で出回っているので、育てるところから始めてみても愛着がわいて良いですね♪苗の育て方も簡単です。
ということで、千日紅をぜひ可愛がってやってください♪
いろはでした♪