フローリストのいろはです!今回紹介するのは『ペッパーベリー』です。今 人気のドライフラワーと一緒に飾ることが多いです。
生花の市場から入手できるので、タイミングが合えば花屋さんにも置いてあるわけで、割と手軽に手に入る花材かなと思います。
ペッパーベリーについて
名前の中に『ペッパー』が含まれているというだけあって、コショウの元となる実になりそうですが、香りが似ているだけで、我々が目玉焼きやチャーハンなんか使ったりするコショウとは違うんですよね。
ただ、スープやドレッシングの香り付けなんかにはとても良いそうで、料理には使われるようです。いわゆる『辛味』があまり無いそうなんです。私も食べた事は無いのと、ドレッシングやスープを作れるほど料理を極めてないので、詳しい使い方は知りません。
ペッパーベリーの色
最初(入荷したての時)は濃いめのピンク色なのですが、徐々に色褪せて来ます。そのままピンク色が薄くなっていくような感じですね。まあ、一束の中にも濃淡があるので、少し判りにくい変化かもしれません。
ちなみに、染めたペッパーベリーも存在します。これも、生花の市場に流通しているので、花屋さんで購入できます。
この中にあるアイボリー色と、薄いピンクは染めたペッパーベリーになります。自然のペッパーベリーと違い、色が均一になっています。
色の濃淡があるか無いかを、染めたものなのか または、自然な物なのかを見分ける一つの目安にされると良いかと思います。
他にもネイビーが良く出回っています。
ペッパーベリーの管理
とてもかわいらしい実が沢山付いたペッパーベリーですが、ちょっと管理に気を遣います。ペッパーベリーの管理については、
- 水には浸けない
- 茎が細くて折れやすい
- カビが生えやすい
という特徴を知っておく必要があります。元々、乾燥した状態で入荷するので、水に浸けないのは判ると思いますが、折れやすいというのは非常に厄介な一面でもあります。
殆どが写真のように束で売っているので、ほどく時に結構散ってしまいます。特に力任せにすると、バラバラになったりしますので注意が必要です。
カビに関しては、ドライフラワー全般に言える事です。日本に居る以上、湿度は避けて通れませんのである程度は妥協しましょう。
カビを見つけ次第、早めに除去するくらいしか無いと思います。しばらく使わないものは湿気の少ない所へ大事に保管しましょう。
ペッパーベリーの出回り時期
よく使うのが秋から冬なのでその頃によく見ますが、割と年中手に入ります。
ただ、梅雨時等は湿気がすごいので、乾燥している時期に購入する方がお勧めです。
ペッパーベリーのお値段
一束800円から1000円位でしょうか。価格もあまり変動しないので、大体こんな感じですね。最近は『プリザーブドフラワー』として売っている物も見掛けます。
こちらは仕入れ先が生花の市場では無いので、ちょっと高くなります。染めてあるものが多いです。
おわりに
キッチンとかに小瓶に入れて飾ってあると、とてもお洒落に見えますね。あとは、クリスマスのリースとかに使うと良い感じに出来ます。
そのまま飾らずに、何かの作品にする際は、基本的にはそのまま使わずに、ワイヤーを使って茎を延長して使いやすくしてから使います。『ワイヤリング』と言います。
ドライフラワー全般でよく使うので、またそのテクニックを記事にしたいと思います。
余談ですが、以前『染めたペッパーベリー』を注文した際に、ちょうど欠品していて、その場で染められた物が入荷したことが有ります。
染色の方法が多分『スプレーの吹き付け』なんだと思います。気が向いたら、やってみてはいかがでしょう。
読んで頂きありがとうございました♪